Ⅶo'z Log

ゆるーくゲームやアニメ、漫画といったサブカルを日常と一緒に伝えていきます

【Blog】劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦 〜感想戦〜

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ども、naw0です。

東京体育館で行われたオレンジコートは3回戦、烏野vs音駒。ゴミ捨て場の決戦とも呼ばれる世代を超えた因縁とも呼べる対決をこの度魂まで刻みつけてきました。

因縁とは言ったものの、彼らにはその続く因縁は過去のもの。今行われるは因縁を超え、華を咲かせる現在を生きる若者たちの大舞台!かつての練習相手なれど、この度は一度負ければ試合終了のデスゲーム!整列とともに飛ぶ怒号にもハイキューならではの熱を感じます。

私自身も夏に引退する高校3年生までの6年間はバレーボールプレイヤー。最早10年以上前の話ですが、オレンジコートはやはり特別で、そこで戦う彼らに経緯を覚えざるを得ません。ハイキューをバレーボールの試合と見ている私にとって、最早これはアニメの枠に囚われないほどにエキサイティングで、最後まで滾る気持ちが止まりませんでした。加えて、正直なところあまり作品の記憶がなかったこともあり、ある種フレッシュに感じたところもありました。

全力で跳ぶ烏野と常に考えるための血液を循環させる音駒の試合運びは烏野が圧すように見えてもそうではなく、繋ぐボール運びが考えの循環。自身がプレイしていたときにはコートでそんなこと考えてなかったなと思います。上から見るからこそ、わかる風景があるというのは観る専になってから余計に思うようになりました。

あぁ、風景といえば今回はカメラの視点も非常に良かったです。縦でのカメラ視点が割とあったんですよね。バレーボールは中継だと横からが多いのですが、18×9のコートも縦になるととても広く感じ、立体感がある。横から観るバレーボールが平面に観えるのに対して、立体で見えるようになるのでサーブやセットからのスパイク、レセプションにディグどれを取ってもとてもバレーボールが大きく見えるのです。これが何度も観られたのは非常に良かった。

なので、そういう立体的に見える見せ方と感情面での興奮が相混ざって、声出して観てぇなと何度思ったことか。実際レイトショーであんま人いなかったんで、声ではなく割とボディーで表現していた節はありますね、振り返ると…。パンサーズ応援してる時の感じでやってたらもう煩すぎるんでしょうけども(笑)。

でもそれくらい点数上げる度に、パフォーマンスに感嘆する瞬間が特に多くて。私もMBだったので蛍と黒尾がワンチやドシャット決めるときにナイス!ってやっぱ声上げたくなるし。いや、ホントバレーボール観戦してるときの感覚で観られるアニメってすげぇと思うんですよ。ここ最近の進化が著しく、技術力に魅せられてます。翔陽が研磨にスパイク封殺されてるときに飛雄が翔陽にオープン上げるところなんか「跳べ!!!!!」って叫びたくなりますしね。あのシーンで床蹴り上げてドシンっ!と飛ぶ翔陽がかっけえええんだよなぁ!ブロードで決める翔陽に、ブロックガシガシに機能させる蛍とサービスエース決めてくる忠。二人のコート上でのハイタッチはマジで来るものがあります。そんでブロック吹っ飛ばす旭さんに、インサイドの攻撃絶好調の田中さん。ボール落とさない大地さんに、強打の安定したレシーブのノヤっさんに、全部Aパスとしてトス確保する飛雄に、全員攻撃で薙ぎ払わせるスガさん。どれを取っても声をぶち上げて喜びたいそんな時間がとにかく続くハイキューが、バレーボールが楽しかった。

もちろん烏野だけじゃなくて。考えに考えてボール抜かれた研磨が楽しそうにしてるところや翔陽を封殺するために戦略練らせてるところも、黒尾が弾丸スパイク決めに行って叫ぶとことか、衛輔くんが正面でスバイク殺しにかかるシーンだったり、虎のガシンと来るスパイクと、そういうのに涙も手汗も握るわけ。そして、まさかの天井サーブになれてない照明だと取りづらいんだよなぁ高いボールって、と辛酸を舐めさせれらた記憶が思い浮かんできたり。…全ての動作が当然のようなバレーボールなんすよ。それに3セット目入る前に黒尾がみんな鼓舞してるシーンとか、キャプテンとしての在り方とかなんて当時思い出したりして泣けるんすよ。

だから、研磨が床に伏せて「たーのしーー…」って限界見えてる体で心からなってるのが泣けるんですよね。実際に涙しましたし、バレーボール楽しいなぁ!って魂震えるんですよ。でも、そんな場面にヤられてからはホント一瞬で。仕掛ける、繋ぐ、繋ぐ、繋ぐ、仕掛ける。バレーボールの攻防はずっと跳び続けることが前提で、とても苦しいものだけど、ラリーを制す者がコートを制す。苦しそうだなぁ。でもなんて、楽しそうなんだろうって泣かせに来るシーンでもあって。人生の中で高校なんて一瞬で、さらにその一瞬一瞬をバレーボールに賭けてる彼らに泣かされるんです。

振り返ると泣いてばっかです。そんだけ試合中涙出てるのに、もう最後のとこなんてヤバくて。烏野のリードのマッチポイントでは視点がしばらく研磨になってて。音駒の全体を観る立場の重圧とマッチポイント握られることでの息切れ具合は、頭に酸素回すのがギリギリくらいの研磨で自分の心臓も大きく鼓動しているのが当時良くわかりました。まさに釘付け。繋ぐ、繋ぐ、繋ぐ!繋ぐ!!!懸命にボールを繋ぎ、攻撃体制に入る中で研磨のトスは手とボールの汗で滑り、そのまま後方へ…。試合終了のホイッスルと、仰向けに倒れ込む黒尾。全員が極限スイッチ全開で、真っ向勝負に乗り込む怒涛の展開続きの試合には心で拍手喝采。音を鳴らさず思わず拍手を送ったのを覚えています。そんな中で、

「おれにバレーボールを教えてくれてありがとう」

とコートで最後に黒尾へ声を掛けた研磨。…私はもうダムのように涙腺崩壊でボロボロに。整列前に黒尾と海さんに運ばれるように肩を組んで涙に濡れる衛輔くんで、続け様に涙で溢れました。コート上での君たちの出会いの化学変化に感情がいっぱいになるそんな時間でした。

Nice game!!! 決戦と呼ぶに相応しいベストマッチです。

次に当たるは、諏訪愛吉が率いる鴎台高校。次世代の小さな巨人たる星海光来を擁する、見応えしかない一戦。最後の光来の宣戦布告に興奮しっぱなしでした。

それに鴎台戦はバレーボールとして面白い一戦です。改めて原作読もうかなぁ…。

さて、割と長々と綴ってきましたが、改めてバレーボールって胸が熱くなるほどにとにかく面白いんですよね。今や、リアルのほうが漫画に勝るプレイを多く見せていて、Vリーグや日本代表戦を観戦しているとあまりのダイナミックさとプレイの凄さに惹き込まれます。私はここ数年はずっとパンサーズをFCで応援していて、昨年からは西田選手が加入したこともありOPが強化されてかなりチームがエグくなってきていることを実感しています。また近々行きたいなぁ。

コロナ禍での未発声ではなくガツガツに声出して応援できる、バレーボールが楽しめるって最高の空間だと思ってます。

そして、今年はついにパリ五輪!植田監督が率い奮戦した2008年の北京大会以来の自力でのオリンピック出場権を獲得し、実に16年ぶりのオリンピック参加には心躍ります!2008年の北京大会の出場を決めた際には最後に交代で入ってきた当時最年長の荻野選手がラストで決めたんですよね。会場で観ていたこともあり、植田監督が床にバタリと倒れて、周囲がしばらく歓声と興奮が鳴り止まなかったのを覚えています。パリ五輪決めたときも私は会場にいて、高校時代のバレー部の友人たちと叫びまくりの超興奮でした。パリ五輪では練習に練習を重ねてあれ以上に熱を上げさせてくれるものだろうと勝手に感じています。

もしですね、読んで興味を持った方がいたら一度Vリーグに行かれてみてもいいと思います。原作のラスト展開で胸熱になったなら、余計です。あれ以上とも言えるプレイめっちゃ出てくるので。

それでは今回はこの辺で。

#Lovevolleyball

【Review】料理×科学で織りなす青春ストーリー「ヤンキー君と科学ごはん」

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ども、naw0です。

今回もレビューです。つい最近 Twitter で流れていたことをキッカケに読み始めた「ヤンキー君と科学ごはん」の感想と紹介をさせて頂ければと思います。

al.dmm.com

本作はとなりのヤングジャンプで連載されています。公式サイトでは1話以降は初回だけ無料で読めますのでまず読んでみてもいいかもしれません。

ynjn.jp

本作はタイトルそのまま、ヤンキー君がダウナー教師と科学を通じて料理を上達させていく漫画です。

それではさっそくあらすじをご紹介します。

化学教師の蘭は担任を務めるクラスの問題児・千秋の留年回避のためマンツーマンで補習をすることになる。

科学に興味ゼロの千秋に補習を受けさせるため、蘭が提案したのは“料理”で…?

と、いつも通り公式サイトから引用させて頂きました。

本作は私の好きな「食べる」が中心のグルメ漫画ではなく、作るほうが中心のお話です。

科学と銘打っている通り、料理を科学にフォーカスして「なぜこうなるのか」と「こうやったから失敗した」だから「こうすると良い」という点を漫画で解説してくれるのでスーッと入ってきます。ここがコアなポイントで、私は特にこの部分が好きで、読む際にはフォーカスして読むようになりました。

なので、本作の化学教師の蘭は調理ではなく、工程から結果までを実験というカテゴリーで分類しています。「なぜ?」にフォーカスするから確かにこれは実験と言って差し支えないんですよね。作中で「メイラード反応」について話題になるエピソードがあるのですが、実験を通じて智を得る。まさに勉学と言うものです。まぁ私は学生時代にまともに勉学などしないでここまで来てしまった人ですが(笑)。

まぁそんな話はさておき。私はそこまで作るのは上手くないです。まだまだ勉強中という感じです。だからこそかもしれませんね、この作品が光って見えたのは。一緒に上手くなっていくというのも一つの読み続ける、あるいは読み始めるキッカケになると思います。

始めた頃に割ときっちり調べてやるのに失敗して、「あー、あったあった」ってのが結構あります。失敗して身につけるのもいいですが、愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶとも言いますので、料理普段しない方もこれを観て是非とも料理をするキッカケにしてみても良いのではないでしょうか。

さて、そんなこんなで。1話はオムライスをどうしたら上手くできるかが焦点に挙げられました。いやぁ科学的に説明されると、「はー、そうだったのか」と腑に落ちます。卵がフライパンにくっついてしまうのにも、卵を湯煎にかける理由も科学のロジックで説明がつく。どこぞの教授ではないですが、実に面白い。

「なぜこうなるのか」を通じてイロハを学んだ2話の冒頭ではすっかり妹の司ちゃんと弟の渚くんからも「美味しい!」と言われてドヤ顔している千秋がめちゃめちゃにカワイイ!このギャップがたまらんのです!外見は見事にヤンキー君なんですが、兄妹想いのいい子なんですよ。二人の前では一人称が「兄ちゃん」になるのもたまらなく好きであの表情はホント観て欲しいですね、人によっては堕ちますw 司ちゃんと渚くんもめちゃくちゃにカワイイのであぁなっちゃうのもわかりますよ〜。

ちなみに科学の補修講師であるダウナーの蘭とのやり取りは友人とのやり取りを見ているようで、教師と生徒という感じがあまりしないのもヤンキー君とのやり取りだからこその感じが出ているので、空気が詰まらず勉強という感じよりも教えあってるって感じなのでここも読みやすいポイントですね。まぁ先日発売された最新刊を読むとまた二人の印象が変わってくるんですが、そこは読んでからのお楽しみということで。

なお、作ったレシピやポイントはコラムとして監修の樋口直哉さんがまとめてくれています。これめっっっっちゃ面白いので是非とも読んで欲しいです。知識は荷物になりません。幾つになっても知識を得られて、それを糧にできるのは楽しいものですから。今更ながらに学ぶことが面白く感じるのは目的と目標が明確だからなんでしょうねぇ。

さて、今回はなるべく結構簡潔に書いてきました。この作品は千秋くんの料理面・精神面での成長物語でもあり、ところどころにクる場面も多いのでお料理系漫画とだけ思わずぜひ1話をまずお読みいただければと思います。

実際にやってみたいと思ったら、ハマっている時です。是非とも買ってみてください!まずはね公式サイトをクリックすればすぐにでも読めますので!

手頃にサクッと読みたいのであれば、DMMブックスが個人的にオススメです。本棚機能は購入した本を見つけやすいので、大変良いですよ〜。

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【Review】クラフトビールとグルメ漫画の最高のコラボ!「琥珀の夢で酔いましょう」

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ども、naw0です。

今回またも良い漫画読みまして。レビューと紹介を書かせて頂こうかなと。

はい、それでは早速。

今回ご紹介するのは「琥珀の夢で酔いましょう」というクラフトビールを題材にした漫画です。

al.dmm.com

MAGCOMIより、WEB形式で連載されています。また、公式サイトでは2話までは無料で読めますので是非ともご一読頂ければと思います。

magcomi.com

ちなみに、私が作品を気になったキッカケになったのはオススメとして出ていたという分かりやすいものでした。ここ数年でとにかくグルメ系漫画が大好きになりまして、そこでオススメとして出てくれたのがこの作品だったという経緯です。優秀ですね、最近のレコメンドエンジンは。

さて、ではあらすじを紹介しましょう。

京都の広告会社に勤める剣崎七菜は、社内の人間に自身の仕事が認められないことに苛立ちを感じていた。そんなとき偶然入った居酒屋「白熊」で、店主・野波隆一とカメラマン・芦刈鉄雄、そして「クラフトビール」に出会う――。

もっと自由にビールを楽しむ、京都クラフトビール物語はじまります!

はい、というわけで公式サイトから引用しました。分かりやすいですからね。

そう、舞台は京都なんです。でもあんまり京都であーだこーだする趣旨の話ではありません。あくまでもクラフトビールが題材の漫画です。2話まで公開されているのである程度大雑把に書くと、クラフトビールにも料理にも造形が深い、居酒屋「白熊」の店主・野波隆一が広告会社に勤める剣崎七菜とカメラマン・芦刈鉄雄をアドバイザーとしてクラフトビールをメインに据えた居酒屋でクラフトビールの良さを伝えていくそんなお話です。

ちなみにホント今更なんですが、私はお酒強くないんですよ全く。アルコール5%超えたのを2~3杯くらい飲んだらかなりぐったりしてしまうほどです。なので、買うことはないんじゃないか?って思ってたんですが、描き手の上手さですね。飲む描写が大変美味しそうなので「このビール飲んでみたい!」ってなるんですよね。これが引き込まれる要素です。恐ろしいことに実際するビールなので、ほぼ買えるのです。これが恐ろしい。なお、きっちり作品内でビールの解説もしてくれるので、私のような良くわからず飲んでいる人間にも分かりやすくなっています。話の最後にある監修の杉村啓氏のコラムは紹介されたクラフトビールの詳細が綴ってあるのも大変良い点です。知らないことを知るのは幾つになっても楽しいですね。また、このビールにはコレが合う!という料理も出てきてくれるので、とにかくこれが助かる。自分で買ったときのイメージを作れる。最近料理にハマったグルメ漫画大好きマンな私も大いに満足してしまい、1話読んだ時点で電子書籍で速攻買いました。いやぁ、ヤラれました。

そして!個人的に本作が最も素晴らしいのは「アルコール強くない!ビールでも苦くない!美味しそ〜〜〜!」と思えるクラフトビールがたくさんあるんです!これはね、ビールが苦手な人がクラフトビールいいなって思えるキッカケになると思うんですよ。

ボクも苦いお酒はビールに限らず苦手です。というよりも、ぶっちゃけ甘い酒以外飲めません。なので、アルコール強い甘い酒ガブ飲みして、記憶ないなんて経験は割とあります。弱いけど美味しくて飲んじゃうという…。ちなみに別作品ですけど、ハイキュー!! で月島蛍が「ボクはカルーアミルクしか飲まない。カルーアミルクをバカにする人間とも飲まない」って言ってたんですが、アレものすごくよく分かって「それなーーーーー!」ってうんうん頷いておりました。

そんな甘いクラフトビールも出てくるのが、この「琥珀の夢で酔いましょう」の良いところなんです。

と、言うのも無料の範囲外で3話にはなるのですが、秋マロンというクラフトビールが出てきます。これは栗を使ったクラフトビールらしくてめっっっっちゃ飲みたかったんですけど、もう売ってないみたいで…。フルーツビール飲みやすくてめっっっっちゃ好きなので、ホント残念だなぁと。ちなみに、公式では醸造所リンクをまとめており非常に便利なので活用しましょう。気になったビールは公式で買うが鉄板です!リンク貼っておきます〜。

magcomi.com

なお、作中でも私と似たような境遇の「ビールの味が苦手」という女子大生が出るお話が実際にありました。11話~14話にかけては彼女が中心になるお話で、「琥珀の夢で酔いましょう」という作品が詰まったような実に分かりやすいエピソードでした。知識の坩堝と言っても過言ではなく、随分とクラフトビールって考えて作られているんだな、いっぱいあるんだなぁと関心しました。

話を戻しますが、このエピソードで最初に彼女へ出されたのが、京都醸造で作られているクリーム・エールです。京都醸造さんは先の秋マロンの醸造所と一緒です。

kyotobrewing.com

エールの細かい説明は読んだときにご一読頂きたいのですが、このエールの特徴は苦みのなさと飲みやすさにある…らしいのです。確かにこれならば私も飲みやすい。そして、もちろんこれに合う料理も出てきます。これがたまらんのです。飲みたくなるし、食べたくなるのです。飲めなくてもその場の楽しさや自分にマッチするクラフトビールで楽しむ時間を自分から作っていく楽しさがここで伝わってきて、以降この作品にドップリハマっていきました。真髄と言っても良いでしょう。

ちなみに最新巻まで読み終わった今、一番飲みたいのは Napoleon Cake という味も香りもショートケーキという神のようなクラフトビールです!

151l.shop

アルコール度数は12%と高いのですが、これは飲みたい!作中ではケーキの味の後にビールの味がすると描かれていました。どうやらスウェーデンで作っているようで、現地で飲もうと画策中ですw

さて、あまり作品の流れを具体的にせずに、作品のコアを随分とさっぱり書いて来ましたが、この作品は思い出す度に面白いし、美味しそうだなと思わざるを得ません。実際に飲んでみたいと思えるクラフトビールも多いので、注文してそれにあった料理で一杯やるのは楽しそうだなと思えました。

気になった方々、是非とも2話まで読んでハマったら是非とも買ってみてください!

公式サイトをクリックすればすぐにでも読めますので!

手頃にサクッと読みたいのであれば、DMMブックスが個人的にオススメです。本棚機能は購入した本を見つけやすいので、大変良いですよ〜。

al.dmm.com

それでは今日はこの辺で。また書きますね。

【Blog】PENGUIN RESEARCH LIVE TOUR 2023 "逆光備忘録" を終えて

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ども、naw0です。

3ヶ月に渡る PENGUIN RESEARCH LIVE TOUR 2023 "逆光備忘録" が 本日 7/27を以って無事にツアーファイナルを迎え完走しました。

とにかく楽しかった。この3ヶ月とにかく楽しかった。ボクが行ったのは全13日16公演の内、7日8公演と半分でしたが、生モノである LIVE がどこも違う様相を魅せてくれて参加するたびに楽しかったことを思い出させてくれます。

ちなみに、逆光備忘録のセトリはこんな感じでした。

  • 01. FORCE LIGHT
  • 02. YATSUATARI or Brave me
  • 03. 大脱走 or YATSUATARI
  • 04. キリフダ or 嘘まみれの街で  or WILD BLUE
  • 05. 敗者復活戦自由形
  • 06. バケモノダイバー or 決闘 or 大脱走
  • 07. FEVER(新代田のみ)
  • 08. フェアリーテイル
  • 09. SUNNY RAIN
  • 10. クジラに乗って
  • 11. 世界最後の日に
  • 12. 冀望
  • 13. ゴールド・フィラメント
  • 14. Crier
  • 15. 嘘まみれの街で or 決闘
  • 16. FEVER (新代田のみ 2回目)
  • 17. HATENA
  • 18. 祝祭にて
  • 19. 千夜祭
  • EC
  • 20. 変幻自在
  • 21. boyhood or 近日公開第二章(大阪)
  • 22. 近日公開第二章(高知)

曲だけで追うような書き方はしませんが、セトリが良すぎてぶっ壊れる。やーーーばい。ホント初日イカれてた楽しすぎて狂ってた。

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ってのも初日の 新代田FEVERでは 敗者復活戦自由形とバケモノダイバーで煽りまくりのよーじくんとモッシュの嵐。初日にしてツアーファイナルを感じさせる最高の盛り上がり。

久々の声出し解禁一発目でライブハウスならではの距離の近さでそりゃあテンション上がりまくりです。加えてその後新曲の FEVER を序盤に1回、後半に1回と2回歌うというまさかの事態に驚きはありましたが、新代田FEVER の話が出てきて FEVER 歌わないなんてありえねぇ訳で。しょーたくんがこの曲ベースでいきなり魅せて来るのがとにかくカッコいいのなんの!まぁ跳べる跳べる!ヘドバン二連続入ってちょっと首が痛くてもお構いなし!楽しすぎる!! 平日公演だって?そんなの関係ない。明日のことなんて気にせずとにかく跳びまくり叫びまくりの2時間30分でこれからこんなに楽しい LIVE が何回も楽しめるのかって疲労感と幸福感で煽れました。

なお、余談ですが最後の boyhood は自分初めて LIVE で聞いたんですが楽しすぎて楽しすぎて楽しすぎて跳んでヘドバンして腕上げてコールしての全部乗せでラストがこれで良かった。全部の体力使い切る勢いではしゃいでたもんだから酸欠気味になってたんですよね。マスクしながらはキツイ…。でも楽しすぎたから全て良い思い出に昇華できたと思ってます。

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1日目の HEAVEN'S ROCK さいたま では最前が取れたことで感情も肉体も正にぶっ壊れ。ジョンがめっちゃ近くて超カッコいいんだよ!指の動きヤベェんだよなぁ…!ちなみにジョンさんマッサージガンにハマったらしくて楽屋でみんなに攻撃してたらしいw こゆとこカワイイよね。 LIVE 中のパフォーマンスでもマッサージガン使ってギター弾いてるし面白すぎる。ココだけでしか結局披露されなかったしこれもまた特別な時間になりました。演奏中はとにかくよーじくんもだけどジョンが煽るからまだ初日から2日しか経ってなくて首の痛み取れてなかったんだけど、お構いなしに首ぶん回してたら首の痛みが超悪化。最早いい思い出。

この日は5月だってのにとにかく暑くて、雨も降っててコンディション最悪だったんだけど始まってしまえばテンション上がりまくりの至福の時間な訳で。とにかく騒ぎまくった。騒ぎまくってりゃそりゃダラダラに汗はかくわけなんだけど、この会場振り返ると一番暑くて文字通りサウナだったんですよね。そんな暑い中でも初めて聞く逆襲に見事殺られたのを覚えています。聞いてみたかった曲でとにかく嬉しかった。大好きな曲を生バンドで聞くの感情マジでぶっ壊れるんだよ。ドラム叩く音と心臓がリンクして音楽に入り込むあの感じ。たまんねぇんだ。けーたくんが叩く前に食い込むあのドラムだからこそ良いんだよ。最高な時間だよ…マジで。あとまぁ曲の話じゃないんだけど、隣の男の子が FF10 の歌舞伎を観に行った際にしょーたくんと挨拶してたみたいで。しょーたくんが彼に向けて曲の最中にエボンの祈りの挨拶してたのが面白かったです。そのときならではの LIVE のやり取りって良いですよね。ちなみに、終わったあとは涼しさ皆無のジメジメした空気もあって余計忘れられない記憶で思い出になった。ジメジメの空気感じるたびにさいたまのこの時間を思い出します。あの暑さも熱さも最高の思い出の一枚です。

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4日目の 柏PALOOZA では開演直前の緊急地震速報でアーティストもオーディエンスも動揺しました…が、そこはよーじくんです。前職で培ったものかホスピタリティの高さが素晴らしく、直後に出てきて「みんな大丈夫?焦ったよね?」の一言は流石。そんな中でも最後まで楽しめたのはバンドの人柄もあるんだろうなぁと。

なお、柏はよーよーの地元ということで、地元のラーメントークが止まりませんでした。相変わらずのラーメンフリーク。けーたくんも食いつきが半端なかったですねw この日のよーよーが一番テンション高くて、MC中のスクリームも特に印象的でした。地元の空気と一緒に PENGUIN RESEARCH の音楽で身も心も充実した時間でした。そんな地元空間で「世界の堀江ー!」なんてコールが飛んできたのでね、「地元のよーよー!」って叫んで繋げてみたら「ありがとう!」ってレスポンスくれたのめちゃめちゃに嬉しかった!実は初めてメンバーに拾ってもらえたので柏は記憶に強く残っていたりします。色々とトラブルはあったけどスゴい楽しい時間だったなぁ…。

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9日目の club-G はしょーたくんの地元である岐阜県!個人的には久々の岐阜県。6月だってのに30度という真夏日の中で、個人的に自分の中の熱が一番熱くなったのがここ岐阜。地元ならではのトークが展開されていくに連れて、しょーたくんが地元に戻って行く様が観られるのは大変貴重な時間でした。本人がこの時色々したことは伏せてほしいということで詳しくは話しませんが、しょーたくんが楽しそうにしていて、オーディエンスもめっちゃ笑顔で楽しそうにしていたのが印象的でした。

そんな中で訪れる アンコールラストの boyhood での間奏部分でメンバーの楽器を全部演奏するという前代未聞のパフォーマンスに肉体も精神も釘付けにされました。あんなん一生観られないと言っても過言ではないでしょう。凄すぎる。使い方違う前提で申し上げますが、しょーたくんの一挙手一投足に目が離せませんでした。アレはテキストで表現するのに限界がある。凄いとかヤバいとかそんな単調な言葉しか出てこない。脳内フィルムに焼き付いて一生離れないでしょうね。それくらいにインパクトが強すぎた。そんでもって全ての楽器にジョンがしょーたくんのベースで音合わせてんのよ。上手くよーじくんのギターにも合わせてるし音の噛み合いがエグすぎてバンドとしてのレベルの高さが異常で頭抱える程です。書いててもあのときの映像全部脳内に出てくるし、如何にこの時間が自分の魂に刻みつけられたのかがよく分かります。最高の時間をありがとう!!

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10日目の水戸LIGHT HOUSE では会場の近さと空調の快適さになんて最高の箱なんだと感心するところから始まりました。茨城は地元から参加している方もかなり多く見られ、はじめましての方もちらほらいて最近 LIVE へ行き始めた自分からしても嬉しくなりました。

MC中は相変わらず地方話が盛り上がり、納豆の話題に。納豆は100回以上混ぜろとよーよーが言ってました。いくら推しが言おうとね納豆苦手マンなので、勘弁してくださいw 

ちなみにこの日は 何故か ゴールド・フィラメント でボロ泣きしてしまったことからまともにコールができず、自分でも驚きました。近さからなのか、大好きな曲だからなのか、ツアーが後半に近づいたことからの寂しさからなのかは今でも分かりませんがこの日は 世界最後の日に から 冀望 と ゴールド・フィラメント の流れでやられてしまいました。まぁ、そのあとはテンション高い曲が多くて流れを引っ張ることなく最後まで騒ぎまくって終わったのですが、帰りのグリーン車で見事爆睡。いい疲労感でした。

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12日目はついにバンド初上陸の高知!よーじくんの地元開催凱旋公演です。私としては今回のツアーで初めてアコースティックの1部へ参加しまして、見事に涙腺刺激されて殺されました。

  • 01. キリフダ
  • 02. SUNNY RAIN
  • 03. クジラに乗って
  • 04. ハートビートスナップ
  • 05. 青い灯台
  • 06. 少年の僕へ
  • 07. 敗北の少年 (オーディエンスからのリクエスト。Aメロ〜1サビまで) 
  • 08. ボタン (オーディエンスからのリクエスト。Aメロ〜1サビまで) 
  • 09. ジョーカーに宜しく
  • 10. boyhood

この流れズルいよなぁ…。ボクもう普段から少年の僕へ涙なしで聴けなくなっちゃったもん。地元にバンドで来て地元の大切な人の前で歌うって来ちゃうと思うんだ。

友達もちゃんと出来たみたいだ 宿題は今もイヤだけどね

それと何より 最近生きててよかったって たまに思うよ

ここで、よーじくん泣いてて。思わずボクも貰い泣き。元々大好きな一曲だけど、高知で聞いてから好きの度合いがとても、強くなった。ちなみに、けーたくんはこゆの弱いらしくて、「オレが泣きそうだった」って感極まってたのがバンドとしての良さを感じられたひと時でもあった。

このあとの敗北の少年 と ボタンは会場に来ていたよーじくんの教え子とクラスは違うけど同級生の子がリクエストしてくれた曲でした。スゴイよねぇ、嬉しいよねぇ…。よーじくんの教え子がボクの真裏にいて驚いてしまったよ〜。

敗北の少年はここでしか聞けない最高のアコースティックアレンジで、音源化して欲しいほどにハマった。とゆかリクエストに答えて見事に決めきる PENGUIN RESEARCH が凄すぎる。ボタンは 羽田ぶりに聞いたけどまた違う音で聞けるのは新鮮だったなぁ…。スゴく良い時間を過ごせました。

もちろんこうした涙話だけじゃなくて、アコースティックは MC 多めだったから色んなお話が聞けたのも良かったりした。よーじくんが育った高知は海鮮物もだけどお野菜も美味しい土地で、そういう環境で育った彼は普段から舌が肥えてたみたい。だから今回ご飯が美味しい福岡にも行ったけど、メンバーに高知に来てもらって美味しいもの食べてもらうのを楽しみにしてたって話てた。実際に明神丸の本店でカツオのタタキを食べたジョンはタタキを考えた人天才と大絶賛。けーたくんはよーじくんとバンド組んで良かったとまた違う角度で絶賛。盛ってるんじゃないの〜と疑心暗鬼なしょーたくんも海鮮物に大絶賛。同じ様によーよーも絶賛してて、二人はその後にラーメン食べに行ってたらしく高知を満喫しているようで聞いていて心地良かった。よーじくん曰く関東の醤油ラーメンは濃すぎって言ってたんだけど、その気持ちはよく分かる。ボクも食べたときに確かに比較すれば関東濃すぎだなとは感じた。ボクもこっちのほうが好きですね、出汁ベースが良いですw

そんなこんなでアコースティックが終わり、大体1時間くらいを挟んで第2部の本番へ。会場ごとに曲順や曲が違うわけだけど、WILD BLUE には殺られたなぁ…。まさか来るとは。テンション鰻登りひつまぶし!しかもこの日はさいたまぶりに最前でしかもドセンター!上がらねぇ訳ないのよ。最前の敗者復活戦自由形マジでやべぇぞ。跳びすぎて何回かよーじくんのマイクの配線に指当たるし、申し訳なかった…。金髪サングラスお兄さん全力で跳んでますよ。ジョンめっちゃ笑ってるしw でもそんなジョンは大脱走でチューニングをミスって2オクターブ高い演奏になってしまってね。めーーーーーっちゃ高い曲なのにすっげーーーーーーー高い曲になってしまってる…のにも関わらず音に合わせて歌い切るよーじくん凄すぎる。歌中にお前の音がズレてるんじゃと食い気味にツッコミw これも LIVE ならではのハプニングです。しょーたくんもけーたくんもよーよーもめっちゃ笑ってたw しょーたくんに至ってはジョンに2のマーク(ピースサイン)してるのにジョンも気づかないし。またも脳裏に焼き付く時間でした。

そんでもって後半。最前ドセンターで感じる FEVER ね。しょーたくんのベース超カッコ良くてもう最高。ぶっ殺されるかと思った。実際 FEVER のときはずっとしょーたくん観てたしね。もうヤバすぎた。後半戦はテンション上がり過ぎるのよ、ハイテンポの曲多いからね。

本編終了後のアンコールでの boyhood(また boyhood かよって思うよねゴメンな) は 全力で跳んでたらよーじくんのギターに指ぶつけてしまって申し訳ないことしたし、ジョンの方も向いて跳んでヘドバンしてたら柵に頭ぶつけるし、ハプニングもあれど楽しかった。まぁ、最後だし良いだろうと想ってたらその後に 近日公開第二章 来ちゃって体力限界だったけどまたも跳びまくって叫んで見事に酸欠気味。いやぁ…振り返るとけっこう危ないことしてたんだけど、テンションで乗り切ったって感じはバンドとヤリあってるって実感できるよね。楽しすぎる時間をありがとう!

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13日目の千秋楽は Zepp Shinjuku で東京に帰って来ました。3日前に迎えた誕生日で30歳になって初めての LIVE が PENGUIN RESEARCH なのは持ってるなぁと思いはしますが、ついに来てしまったと思いながらも楽しみにしている複雑な気持ちで挑みました。でもそんな気持ちは最早杞憂に近いですね。最高に楽しい時間になりました。いやぁ、会場が広い!施設が新しいですし、照明の環境が今までとは全然違って色んな演出が観られたのが新鮮でした。そんな環境に加えて周りにも影響されてもう全部解放する勢いで今日は飛びまくりでしたね。今日は割と後ろの方だったので色んな意味で周りが見えてなかったですねぇ…失礼をいたしました。ま、気にしてないでしょうけどね周りも。ただ今日はテンションおかしくて決闘で頭ブン回してたらクラクラして足元覚束なくなったのには苦笑でした。

ちなみになんですけど、けーたくんがマジで新宿が地元らしくて驚きました。酒でベロベロになった記憶しかないと本人は言ってましたけどねw 今日のけーたくん絶好調で逆襲のときが個人的にスゲェ気持ちよくドラム音聞こえてきてめっちゃテンション上がったのを覚えてます。

あ、それとジョンは今日限定でポニーに赤メッシュでカラーリング決めてめちゃめちゃにカッコいいし、音で語るタイプのジョンにまたも惚れてしまいました。余談ですが、彼のスクリームも自分かなり好きなんですよね〜。

今日は全員楽器持ったときのテンションが異様に高くて今日の boyhood は特に楽しかったですねぇ…(何度目だよお前。また boyhood かよって思うよねゴメンな)。音響の環境とか色々あるのかもだけど、肉体が喜んでた感じがしましたね、今日の LIVE は。マジで楽しすぎる時間でした。

次の LIVE も冬に決まり、チケットはもう応募したのであとは当選を待つのみです。終わったあとに次があるとは確実に言えない世界で、また次があるっていうのはとても幸せです。よーじくんも様々な会場で 世界最後の日に の前で「オレたちだけじゃ LIVE はできない。みんながいてくれるから LIVE ができる」と話していて、これはその声の大きさが結果として現れたものなんだなぁと実感しました。楽しかった LIVE はこれで終わるけど、冬に始まる LIVE で寒さもふっ飛ばすほどに熱い LIVE で今年を締めくくれたらと思います。

改めて逆光備忘録めちゃめちゃに楽しい3ヶ月でした!光のように過ぎたこの時間を一生忘れることは無いと思います。それほどに楽しく、魂に刻みつけられた最高の時間でした。PENGUIN RESEARCH というバンドに出会えたこと、心から感謝を。ありがとうございました!また会おうぜーーーーーーー!!!

Thank you !!!

P.S.

読み返してたら boyhood の話題多すぎだよね。大好きだから仕方ない。どうしても LIVE で 聞きたかったしね。

【Review】お店のチョイスも召し上がり方も良すぎた"女優めし"を語る

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ども、naw0です。

今回はレビューです。「良い!」とシンプルに感じた"女優めし"という漫画をですねレビューをしたいなと思います。

さて、本作はヤングジャンプにて現在連載中です。

私自身、実はこの漫画との出会いは先週の金曜でして。ガチで最近の話です。電車で前に座っていたお兄さんが読んでいたヤングジャンプに焼肉食べてる女性のコマがありましてね。その時割とお腹が減っていたというのが一番なんですけど、美味しそうな描写の焼肉に見事やられてしまいました。

ほほー、こんな漫画あるんだと。というよりかは焼肉いいなぁ…そっちでしたね、ぶっちゃけ。

その際割と遠目で見ていたのでタイトルが「めし」しか分からなかったんですが、ヤングジャンプに行ったら速攻ですね。ホントいい時代です。単行本も出ていましたし、ちょうどDMMブックスでセールしてますから、タイミングもバッチリです。買いましたその場で。これまた速攻。

さて、そんな私。時間作って割とすぐ読みました。レビューとしてどうなんだ?って自分でも思うんですが、この漫画読んでみたら「たまらない」って思うはずです。これは自信持って言えます。描写がこれまた美味しそうに食べること食べること。しかも美人。素晴らしい。描写のビジュアル完璧ありがとう。たまりません!

なお、本書はご飯を食べる前の準備運動と覚えておいてください。これが最適な読み方です。心得てください。寝る前とかダメですよ、死にます。あとね、満腹のときも読んじゃだめです、別の意味で。

加えて、お店のチョイスもイイとこ選んでくるんですよ。ただ、お店についてはここだって思える所もあれば、なんか料理の感じと店の感じが混じってる…?といったような感じで割と曖昧な表現をしているところもあります。まぁ、フィクションならではですよね。ただまぁそこは問題ではないと思います。美味しそう、お腹へったなぁと思えればグルメ漫画はもう勝利ですから。

ちなみに、ここだって具体的にお店が分かるところは割と有名店なので私のようなグルメ漫画初心者でも入っていける気軽さです。なお、コレについては後述します。

しっかし、何度も書くようで申し訳ないですけども描写で胃袋を殺られるましたねぇ。うん…来ましたね。ソロご飯モノに新たな光が当てられたと言わざるを得ませんよ。

それではようやくここで少しばかり本書のディテールに触れておくことにします。主人公は表紙にもなっている彼女です。最後の大和撫子とも称される和泉撫子(いずみなでしこ)さん。美人な女優さんが召し上がる食事だからお上品に…と思いきや1話で攻めるはまさかの牛煮込みにビール。ここで持っていかれたようなものですよ。…なお、1話は無料で読めますのでコチラからどうぞ。

ふふふ、読んだ方わかりましたね?女優と銘打ってはおりますが、粋ですよね? 女優としての彼女も魅せながら、その時その時で影響を受けたものを食べるというルーチン。コレがいい。むしろコレだからいい。

そして私の書いていたことも多少なりとも共感できたのではないでしょうか?女性としても、女性としても品を持ちながら、食べることと呑むことに貪欲な彼女。いいですよね。モツの描写。食べる描写に呑む描写。締めまで油断できません。食べてもいないのに満足感ハンパなくないですか?続き読みたいって方も多いのでは?と思いますねぇ。

 

 

 

--------------------以降多少のネタバレご注意--------------------

 

 

 

ネタバレって今更ですけど、割と店名も攻めるのでちょっとばかり配慮しようかなと。

…繰り返すようですけど、チョイスしているお店が実際にあるところ(明言されてないけど)というのが強いですよね。いまのトレンドなのかもしれませんが。

個人的に最高に惹かれたのが、銀座天龍ですね(明言されてないので恐らく)。たしかにここの餃子はめちゃめちゃ美味しい。ここ食べたら他中々食べられないんじゃないか?って思うほどに。

酢+胡椒で食べる撫子さんには思いっきり b を贈りたいっ!そしてなんと彼女は餃子の底側にタレを漬けないという私同様の召し上がり方でこれが大変気に入りました。

そうなんです!カリッを楽しむのが焼き餃子の楽しみ方っ!分かっている。あぁ面倒くさい人だと書いていても思いますが、そこはサラッとスルーしてください。そんな撫子さん、餃子とライスを伴に楽しみガッツリと完食。食べっぷりがまたイイ!

餃子にたっぷりとタレを漬けて、ライスにワンバウンド。餃子の旨味たっぷりのライスと餃子を交互に食べるという餃子を味わい尽くすこのループ!

卍解!の如く満喫!あぁ餃子食べたい。行こう。

これね、都内近郊に住んでいる方は電車とかで読むと実際にあるなら行っちゃいますよね。私も会社帰り行きたくなりますもん。これは恐ろしいですね。お腹と時間に余裕があれば巡りたい感じしますお店に。

さて、気になった方ぜひ読んでみてください!たまらないと思いますよ!

それでは、今回はこのあたりで。

 

【Blog】SACRA MUSIC FES 2022 に参加してきました。

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ども、naw0です。

SACRA MUSIC FES 2022 に参加してきましたのでその感想を正直に書こうかなと。SawanoHiroyuki[nZk]:RE:I AM を久々に聞いてオキシトシンもエンドルフィンもドーパミンも出ていて感情がおかしくなっていたんですが、一夜経って冷静になったので諸々を振り返ります。

なんだかんだで前回から3年。そして前身の最強アニソンフェス MUSIC THEATER から5年。前回同様セトリほぼ変わんないのはもうお約束として、年々退化しますね。それに開催時間も短い!あと2時間使って全員MC挟ませて曲も増やしてくれと懇願したいレベルです。でも…まぁね。なんだかんだで跳びすぎて身体が全身痛いです。煽り跳ばした PENGUIN RESEARCH と FLOW には大変な感謝を。

それではまず全体の総括をば。企画と制作に「お前らはフェスを理解しているのか?」と問えるほどにテンションを考えない構成にうんざりしました。それほどに「定番」を感じさせ難いフェスと言えます。企画も制作も MUSIC THEATER からまっったく変わってないのにこの体たらく。そして、前回までド定番で攻めてたいたというのに。ついにアーティストの個性を前面に出した結界このレベルまで下がったのかと落胆しました。過去の MUSIC THEATER はアーティスト特性を考えた練りに練られたコンテンツではあった。そしてそれを映像でカバーした。そこにヲタクは魅せられたのだ。そして今回、セトリがまるっきり一緒という点では悲しみの向こうへと辿りついてしまうほどであり、企画も制作の出演料へのケチりが見て取れる結果ということになってしまった。それが今回はカバーできるもの(映像表現など)も無いという体たらく。何たることか、嘆かわしいにもほどがある。

アーティストをアーティストらしく魅せたのは確かに素晴らしい。全てのアーティストが"らしさ"を魅せていました。ただ、ビジネスを強く感じさせたというのが本音です。というのもアニソンではマネタイズさせるのが非常に難しいのです。LIVEではグッズと付加価値ででどうにかという感じです。なので、セットリストで消化不良を誘いそこから個々のワンマンに繋げるというやり口が非常に気に入りません。この確実に消化不良を誘うマーケ手法が憎たらしいほどに嫌らしい。この手法は金稼ぎが大変に得意なバンダイナムコらしい手腕とも言えます。今回なんてバンダイナムコの要素全く入ってないのに制作に入る必要はないハズです。クソ企業がよぉ…。アレだけのアーティストを集めて最終的には全て SawanoHiroyuki[nZk ]:StarRingChildSawanoHiroyuki[nZk]:RE:I AM清算ができたかなと言うのが本音です、本音。

まぁ、あまりネガティブなことばかり並べていても仕方ないので今回のフェスをアーティストとセットリストと一緒に時系列で話していければと思います。当然のよう主観ですのでアーティストによって熱が変わります。ご容赦ください。

オープニング・アクトはSnnnaRIN(1日目)からBLEACHの主題歌である最果て。佐藤ミキ(2日目)から魔法科高校の劣等生より名もない花。アーティスト特性両極端の二人。

SnnnaRINはまだ表現力は弱いですが歌唱はしっかりできていますので歌う曲がまた変わると化けると思いますね。なお、これについては後述します。

佐藤ミキは表現力も歌唱力も見事です。見事に耳から入ってきた声が体中に響き渡るのが分かります。あとはまぁ魔法科高校の劣等生は当時リアルタイムで観てましたから思い入れが強いというのもありました。周りのお客さんもそんな感じはしましたね。

二人ともデビューしてまだ浅いですからこれからが楽しみです。ただ、両者ともにフェスでやる曲ではないのは明らかなのでその辺りよろしくお願いいたします。

さて、オープニング・アクトが終わると PENGUIN RESEARCH が登場。ようやくフェスもらしくなってきました!最高に上がる"決闘"で舞台は皮切り。最っ高に上がる曲で自分も大好きな曲だ。前回のフェスで初めて生で聞いて大好きになった最高にカッコいいのがこの決闘だ。周りのボルテージも一気に上がり声は出せないが熱は伝わってくる。" 決!闘! " のところで 足でバンバンやってるのが多く、「やるよな〜〜〜!」とテンションは鰻登りひつまぶし!決闘の曲の上げ方は特に気に入っていてバンドメンバーが初っ端から全開でロックしてるのが最高にカッコいい!それに惹かれて全身使って跳んでいるヲタクたちと跳ぶのが最高に楽しい!

そしてその流れで千夜祭。これまた盛り上がる一曲だ。いきなり攻めてくる曲のテンポ感がフェスを盛り上げる。掛け合いも多くこの時勢を恨んでしまう。しかし、声を出すことはできなくても我々は跳べるし腕でも脚でも全身を使って熱を届けることはできる。いま思い出すだけでもとにかく楽しい瞬間であった。しかし、彼らは2曲のみということで企画と制作のクソさが際立ってしまう。あまりに超不完全燃焼の筆者は1月のワンマンに行くことを決意した。しかし、やはり言いたい。HATENA と 敗北の少年 はやれよ!!! と。PENGUIN RESEARCH に罪はない。全ての罰はSONYバンダイナムコが背負うべき咎だ。ヤツらはニャルラトホテプそのものだ。繰り返すが、あまりに許せないのでノセられる形ではあるのがあまりに癪ですがワンマンで全部燃焼してやろうと画策中です。PENGUIN RESEARCH 最高に楽しかった!ありがとう!

次に登場するはASCA。お届けするのは魔法科高校の劣等生より HOWLING というこれまた盛り上がる曲だ。初めてLIVEは聞いたがこれまた上がる!叫び続けたいこの感情を!と言わんばかりに自然と脚が地面を切る。テンションの上がり具合は見事と言っていい。見事なまでのマテリアル・バースト(質量爆散)だ。そして 極めつけに REGISTER で 武装完全支配術と来た。全力で跳んでいるヲタクを見ると安心しきってしまうのは最早性と言っても遜色ない。 ASCA らしさとフェスで盛り上がる両極を保つ大変良い構成だ。個人的には凛は"らしさ"全開なのでそちらも聞きはしたかった。できれば西川貴教もいれば完璧な流れで死ねたのだが調整をうまくしなかったSONYを殺すほかない。あと2曲じゃ足らない。心から足らない。せめてnZKでどうにか補完してくれたらよかったのだがそれもなく泣いた。表現力も歌唱力も豊かになったのに不完全燃焼で非常にもったいないという印象が強かった。

次のhalcaは今回かなりアーティストとしての実力が高いことが実感できた。前回のフェスで初めて聴いた際には全体に力が入りすぎていた感がどうしても否めず、全体を使った表現や表情、歌唱力に若干不安定なこともあったのだが、場数も鍛錬も積んだ彼女に隙は無かった。とても楽しそうに、アクティブに、アグレッシブなパフォーマンスに驚いてしまった。2曲しかないのが彼女も非常にもったいない。もう一曲コラボか何かでもいいので聞きたかったというのが超本音だ。また、誰彼スクランブルの彼女は一見だと言わざるを得ない。あれだけステージ全体を使って走って唄っているのに全く息が乱れておらず、歌唱が安定している。繰り返すようだが大変楽しそうに唄うこともありこちらも見事に表情筋が釣られてしまう。彼女のパフォーマンスの高さを実感できた非常に満足度の高い時間と言っていいだろう。

そして次の斉藤朱夏(1日目)とスピラ・スピカ(2日目)。斉藤朱夏さんは表現と歌唱共に発展途上感がとにかく強かった。盛り上がりに欠けたというのが正直な印象です。

はい、そして前半の台風とも言うべきスピラ・スピカですね。もう楽しすぎたというほかない。あまりにインパクトが強い。彼女この2日間でMCもされてたんですがエンタメの傑物ですね。トークを切らせないマシンガントークはあまりに強烈なインパクトを残します。イヤヨイヤヨモスキノウチ!で曲をぶった切ってバンドメンバーとオーディエンスに阿波踊りをさせるという前代未聞のパフォーマンスは面白すぎます。周囲からも笑いを絶えさせない彼女の凄いところです。

「ギターは要りますね。ベースも必要ですね。ドラムも…ですね。あ、キーボードは暇ですね!」

白井さんが見事にキーボードとリンク切断されて阿波踊りしていたのには思わず声出して笑ってました。滅茶苦茶ですが、彼女は歌唱力も表現力も抜群に備えているのでステージとしても非常にレベルの高いもので満足度も高いのです。あれだけ端からは端まで動いていて息を切らさずにパフォーマンスを一貫できるというのは途轍もないなと改めてステージを見ると実感できます。イヤヨイヤヨモスキノウチ!と燦々デイズ2曲しかないのがマジで残念至極です。まだ行けるでしょとまたも企画・制作サイドを殺したくなります。

さてさてその次は自分たちの世界観全開にした楠木ともり(1日目)と斉藤壮馬(2日目)ですね。二人とも自分の世界出し過ぎで笑ってしまいました。フェス…だよな?って疑問に思った方多いと思います。曲構成考えろ!ってここは本気で思いました。フォロー、と念打っておきますが二人とも曲の感じはものすごく好きというのは事実です、はい。

さて、今回のフェスで特に斉藤壮馬くんには驚いた方が多いと思います。前回のフェスから大きくコンセプトが変わっていたからです。本人のLIVEへ行ったことある人にしかこれはわからないんですが、マジでLIVEが今回まんまなんですよ割と。幕張アンフィの1st行った時にフェスで観た時と全然違ったので驚愕したのを覚えています。彼はバンド組んでいたこともあってそれらを彷彿とした見事なまでのバンド演出で「ブレねぇな~~~~~~」とは関心はしてました。個人的に曲も演出もたまらなく好きなので。そして、ファンも(おそらく)変わらないと安心はしたと思いますが、「フェスのこと考えてなさすぎる~~~~~」が実際のところなんじゃないかな…と。当日参加した大半は間違いなく後者でしょうね。アーティストのコンセプトをブレさせないというのは確かに大切ですが、今回は「フェス」と銘打っているのでこれは反省点ですね。埋み火とmementoはどちらも好きな曲ですけども、せめてラプソディー・インフェルノかヒカリ断ツ雨のどっちかは入れるべきだったんじゃないかなぁというのが実情です…。とはいえ私は満足なのがぶっちゃけた感想で、ダブスタお兄さん言われても仕方ありませんです、はい。

そして次は物議を醸しているTrySsilさんですね。麻倉ももさんがご復帰されたのは良かったですが、万全だったのか心配でした。が、杞憂だったのかもしれません。パフォーマンスとしてもしっかりされてました。もちろん3人共です。めちゃめちゃ笑顔で可愛かったですね〜。とにかく右前のヲタクが推しジャン止まらなかったのと、連番者の右の男性が頭抱えてたのが印象的です。

しかしながら、フェス曲を外してきましたね。今回はもしかして過去のセトリ極力外してるのか?と思ったのですがそんなことは他を観ても特になく。ごまかしとはなれない距離というチョイス。フェスにしては…と頭を抱えます。周りのヲタクが跳んでるのが救いにはなりましたが、最低限adrenaline!!!は外せなかったのではないでしょうか。あるいはHigh Free Spirits とかね。これなら前回の方が遥かにと思った方も多いハズ。外すなと言いたい、私は。ただ、もしかすると麻倉ももさんに配慮したのかもしれない(パフォーマンスの感じそうは見えていなかった)。だが、あえて言おう。中途半端やるくらいならやるべきではないのだと。

そしてここでまさかの幹葉登場。グッズ紹介だけで笑わせるエンタメの達人です。二日目はグッズが売り切れという事態に、MCも若干変えてくるあたりさすがの適応力。初日に明日もグッズ紹介あるよ~~~~なんて笑いを誘っていましたが見る影もなかったですね。見習いたいですな。

さて、そんな中。幹葉の紹介で会場の熱気を少しずつLIVEモードへと切り替えていく中で前半のトリを飾るのは我らが FLOW 。最高に熱い2日間のセットリストであったと、誇るべき時間であったと言ってもこれは過大ではない。これは事実としてありのままだ。彼らがフルでセトリを変えてきたからこそ、このフェスは救われたと言っていい。

【1日目】DICE → PREDULUM → COLORS →  WORLD END

【2日目】Sign → 燈  → GO!!! →  GOLD

曲目も、MCもすべてが熱い。LIVEは!フェスは!こうでなければという正に生きた標本。最高にイカし、熱くさせる時間がそこにある。あの日あの時間は誰が何と言おうとも幕張が熱かったと断言できる。バンド結成20周年を迎えた FLOW の前にはコロナ禍で LIVE の開催が難しくなった昨今をも吹き飛ばすそんな熱波が渦巻いていた。私は今年で29になったが GO!!! , Sign ,  COLORS ,  WORLD END 辺りは特に世代歓喜な曲目であり、定番と言うべき愛すべき曲たちがフェスで響き渡ったのは今回のフェスでは特に感謝したい部分だ。

ギアスで新たな主題歌を歌いあげた藍井エイルがCOLORSをコラボするというギアスヲタクにはたまらない展開。絶頂!と言わんばかりの展開には魂をも震わせた。加えてその翌日には盛り上がり抜群の GO!!! でもコラボして熱気を上げさせた。この時間が思い返すと最高にたまらない時間だったと言える。5年前の MUSIC THEATER でも前半のトリは FLOW であったがその際にも恐ろしいくらいの疲労感に襲われた。しかし、気持ちのいい汗と血沸き肉躍る興奮が体を覆いつくしたのを思い出させた。今回の感覚も声は出せないながらもそれに近い。しかし出逢いは一期一会。今回も形さえ違えど興奮したことには違いない。最後まで全力で跳び、全力で駆け抜けた最高のステージでした。

さて今回は休憩を挟み、またも幹葉からバトンタッチする形で舞台はReoNaへ。うーん、相変わらず独特な世界観で。なんか飲まれますよね雰囲気に。 しかしそんな空気に飲み込まれずにANIMAで跳ぶヲタク。超面白い。シャル・ウィ・ダンス?で踊るヲタク。超面白い。これ実際LIVEだと違うんでしょうねぇ。。。なんか一種の宗教観がありましたとさ。でもね、曲と曲の世界観だったりコンセプトは好きです!

お次は、、、三月のパンタシアですかね。特に思い入れのあるコメントがありません!すみません。なんか3年前と代わり映えせず、盛り上がりに欠けてしまいました。

そして次に来たのが藍井エイルですね。 FLOW の所にで本気を出した彼女は全力投球を許されず企画と制作による介入で降板せねばなりませんでした。もっと全力で出させればオーディエンスがフラストレーションが溜まることも無かったでしょうよ、と個人的には言いたい。定番で攻めれば彼女は勝てたんだよ。でも悪いのは当然エイルじゃない、SONYバンナムだ殺せ。心臓と流星は悪くなかった。しかし、後の2つは今日じゃない。それは彼女のワンマンでやって頂くのがフェスの常だろうバカチンが。

確かに、確かに I will が聞けたのは嬉しかった。嬉しかったさ。私の中のユージオも「立ってボクの英雄」って言いながら微笑んでたさ。でも違うんだよ。前回のアイリスでは確かに泣いたよ私は。だってオンエアしてたんだもん、当時。泣くよ。エイルの声大好きだし、LIVEにだって行ってるさ。今をみないならそれは今を歌う歌じゃないんだよ!跳ばしてこそエイルだろ、はい合掌。

はい、そして来ました Aimer ですね。残響散歌 , 朝が来る , SPARK-AGAIN うーん、読みやすい。しかし現状とフェスは良くわかっている。初めて生で聞いた残響散歌は赤く染まる会場と表現力全開に響き渡る歌声で今でも思い出す情景に。天元さんも勝機が見えて死にそうな体引き摺って上弦ぶっ殺してるくらいには最高の情景だった。スパゲも確かに楽しかったが、やはり Aimer はそうじゃないと心が叫んでいた。彼女は 澤野弘之と組んでこそ輝く。今日そのために来たんだと思いながら後半を想っていた。

続いては ClariS だ。 ALIVE とコネクトで一気に会場を先程とは違う空気に変える姿は圧巻だ。色鮮やかなペンライトが会場に輝く中で、私はコネクトのサビで走り続けていた。だってそうだろう?コネクトでは走らなければ物語は始まらないのだ。こういう楽しみ方も LIVE の一つだとご理解いただきたい。まぁ分からなくてもいいからとにかく想像したり思い出したりして感じろ。

そして盛り上がる会場に ClariS に加えて TrySail も登場し流れる曲はオルゴール。やはりコラボは外せないだろう。だがやはりフェスでやる曲ではない。曲は好きなんだが、そうではないと強く思う。しかしこの曲の終わりに女神は訪れた。退場のタイミングミスった雨宮天ちゃんのミスったときのあの表情。プロを忘れた笑顔で超かわいかった。優勝。

そして、ついに本番。これのためだけに来たのが事実。SawanoHiroyuki[nZk] の登場!彼らにはそこまでフェス!といったような曲はありません。なのでホントいつも通りでした。しかしいつもとは異なりまして、ピアノ・ギター・ベース・ドラムの4構成のnZkバンドはいつもよりピアノの音がよく響く。これはたまらない!初めて聞く人でも澤野さんのピアノのがよく聞こえる良い演出だ。なんと今回はドラムの藤崎くんがどセンター!もう表情からかなり緊張してることが見て取れます。

しかし流れ出した βios はそんな緊張を感じさせることなく重厚なサウンドを感じさせてくれます。アーティストは SnnnaRIN でこれがまた想像以上にグーーーッド!明るい曲よりも暗い曲の方が彼女間違いなく良いです。歌唱力がしっかりできているので曲の雰囲気が足らない表現を補正して良さが滲み出ていました。曲が進むたびに自分の中と熱とテンションが上がっていくのが分かりました。血潮が熱くなる。やはり澤野サウンドは素晴らしい!盛り上がりますよねー!

さらにまだ澤野弘之の世界は止まらない。まさかの Laco が登場。 Laco 来た時点で思わず嬉しすぎて初日超跳んでましたw  Hands Up to the Sky めちゃめちゃ好きな曲でして。そもそも Laco のようなパワーボーカリストがたまらなく好きなので来てくれたことがとにかく嬉しかった。最高。クソデカブーツだった Laco に思わず笑ってしまったのは会場でも少なかった方なんだろうなぁw 

だがまだまだ澤野ワールド終わりません。ここでまぁ出てくることは読んでいましたが ReoNa の time で彼女の世界とはまた一新するサウンドでこれまた耳に心地よい時間です。記憶どおりであれば time を聞くのは2回目ですが、表現力豊かに歌う彼女と澤野サウンドの化学変化はとにかく楽しいものでした。

SnnnaRIN , Laco , ReoNa と 3人のアーティストのパフォーマンスが終わり、超緊張している澤野さんが呼び出したのは待ちに待った Aimer!3年近く共演していなかった2人がフェスで揃ったというのもいつもとは違う嬉しさがあります。両日とも澤野さんガチガチでしてw 「おい、おっさんしっかりしろ」と言わんばかりに Aimer がしっかり MC していて笑ってしまいました。しかしそんな MC とは裏腹に披露されたのは SawanoHiroyuki[nZk ]:StarRingChild(1日目) と SawanoHiroyuki[nZk]:RE:I AM(2日目)。私はこの日を。この曲を。この時間を心から待っていたんだ。 …入ってくるんですよ脳にそのまんま。浮かび上がるんですよユニコーンが。涙なのか、汗なのか、それももはや曖昧で。体で泣いているようなあの感覚。nZkバンドでしか聞けない超重厚なサウンド。これだ、これなんだ。本物の StarRingChildRE:I AM はこれなんだと。

そして澤野さんとこのLIVEでは普段ペンライトがある現場ではないので、周りに緑の光があるのがとにかく嬉しかった。ここでしか観られない光景がそこにあり、現場に呑まれるとは正にこのことで。涙なしには観られない最高の時間がそこにはあった。オキシトシンもエンドルフィンもドーパミンもここで噴出しまくり全ての感覚がおかしくなってしまった。本当に聞けて良かった。自分にとって今年澤野さんラストLIVEがこれで本当に良かった。チケット代以上の感動がそこにはあった PRICELESS . ありがとう澤野さん、Aimer 。こんなにもいい時間で心から幸せでした。

しかし、これでは終わりません。ラストのラストに前回同様 LiSA の登場。炎で締められました。実は私、炎を生で聞くのは初めてでして。鬼滅の情景浮かんできましたよねぇ…。俺の責務を全うすると言わんばかりの表現と歌唱でまたしても涙。StarRingChildRE:I AM の流れをぶった切らない構成。フェスではあるがこれはこれで良い。心を魂を燃え上がらせる在り方もアリだなって思えてしまう演出です。 LiSA 歌唱上手くなりましたよねぇ。感服でした。

と、まぁ時系列で振り返ってみました。やはり、全部振り返っても「フェスとしてはどうなんだこの構成は?」というのは冒頭に書いた通りで変わりません。繰り返すようですけど、時間も短かったですし、アーティストによっては曲数が少なく消化不良も感じますし、選曲についての不満もありますし非常に不満な点は多いです。

企画と制作が考えていないか、前回とは違うものを考えた結果趣旨がズレてしまったのか…。そこはもう分からないのですが。言いたいことは「これはフェスなんです」ってことなんですよ。盛り上がりを作り、驚かせてナンボなんですよ。そういう観点からすれば弱い、弱すぎるんです。そこまで利権が生まれるような某イベントじゃないんだからもっと素直にやればいいのになって思います。

SONYバンナムも仕事ぶん投げあうんじゃなくて協業してきっちり仕事してください。人が離れますよ。金儲けばかり考えるな!長い目で多少は見なさい!以上です!

【Blog】「劇場版 ゆるキャン△」を観てきました


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ども、naw0です。

こちらも遅くなりましたが、「劇場版 ゆるキャン△」を観てきました。

またしてもこの作品はグルメなことをしてきましてね。開始30分もしないうちに飯テロをしてくるんですね。満腹状態でなければ死んでいたところです。ま、そんなグルメな話はもう少し先にしますので少々お待ちくださいませな。

さてそんな私、映画は前情報一切無しで観に行くタイプでして。見事に皆大きくなってしまったことについては開始数分で衝撃を覚えました。ただ、大まかな話が仕事をするようになってからのリアルな光景を踏まえて構成されていましたので、成長していたとしても、むしろこのあたりは好感が持てました。"ゆる" というコンセプトからは外れた気もしないでもないですけどね。ですけども、キャンプというコンセプトといつものゆるキャン△という点からすればズレてませんし、そこまでギャップはなかったという感じです。だからこそ前述したグルメな話もできるわけです、はい。なお、「食」にフォーカスさせたゆるキャン△についてのブログはこちらをご覧ください。

そんな「劇場版 ゆるキャン△」ですが、実態はゆるキャン△の名を冠した鉄腕DASHと言わざるを得ません。正確には序盤の動き方がまたしても何も知らない大泉洋よろしくの水曜どうでしょうを観ているような唐突さと大胆さ。そして、全体としては行政の事情も加えるという困難を織り交ぜた鉄腕DASHという感じが伝わりやすいでしょう。

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今作の劇場版はキャンプ場を作るという構成になっており、キャンプをしていた側から、してもらう側に代わるわけですからそれはまぁ直面する問題が全然違うわけですね。それをいきなり実行に移すという超展開。廃墟となってしまった建物、雑多とされた廃棄物に、荒廃した土地という大きな問題が立ち塞がるなかで大きくなった5人がそれに立ち向かう物語。なるほど、映画にするだけの構成だなと関心です。TVアニメからの続編という形ではなく、一作完結作品ならではだなと思います。

では、そんなゆるキャン△をですね、全体の流れを汲みつつ、全体としては魅力的なグルメを中心にですね綴っていければ思います。グルメがまたもボクを殺しに来たんですよね、これが!

冒頭にも綴りましたが、開始30分にも満たないうちに2つの飯テロが襲います。そう、手羽先と生ビールというテロリストが襲来するのである。舞台は名古屋。そう、名古屋を拠点に活動する出版社に務める志摩ちゃんと地元山梨で地元の観光推進を担う大垣ちゃんとのコンビから始まる。観た当日、私は確かに満腹ではあった。しかし、酒とツマミはまた別である。これまた作画が凝っている。うまく大垣ちゃんが手羽先を処理していく様子が描かれているのだが、これが胃袋を刺激する。しかもそこにビールだ。味の濃さが魅力な手羽先にビールは抜群だ。ふっ、これぞ二十歳を超えた大人の楽しみだ。大垣ちゃんの喉越しが響く劇場には自分だけではなく、多くの人が喉を鳴らしたことだろう。しかし、それだけで序盤のオフェンスが終わると思ったらそうではない。

このあと、いきなり?というかの如く水曜どうでしょうよろしく舞台を山梨に移しキャンプ場の開設に向けて荒地の開拓が始まるのだが、何の流れか酔いに酔った大垣ちゃんはすでに多摩のキャンプ用品店に務めている各務原ちゃんを深夜テンションでキャンプ場(予定)にまで呼び出してしまう。元々実家に帰省する予定であった各務原ちゃんも合流し、少しずつゆるキャンメンバーが揃っていく。そんな中各務原邸で行われたのが、カニ鍋パーティーだ。

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お鍋の定番の野菜や豆腐など様々な具材で賑やかになっていく鍋にさくらさんが持ってきたカニが投入される。もちろん3人だけではなく各務原一家は大集合。加えて小学校の教師となった犬山ちゃんも合流し見事なまでにメンバーは揃っていく。そんな中で描かれるカニ鍋。カニは食卓が黙ると言うが、実際そうなってしまうくらいに皆見事にカニを食べるのに集中してしまう。食べるまでの処理の様子が見事に描かれ、夏だというのに「カニ鍋か、いいな」という気分にさせてくれるのである。

さて、そんなカニ鍋で気力もお腹も充分に満たされた彼女らはキャンプ場の開設に向けた動きを話し合っていく。会合場所となった各務原ちゃんの部屋はポスター跡などがリアルに表現されており、時間の流れを感じさせる。実はボクがけっこう好きだったりする表現だ。そんな各務原ちゃんルームで、横浜でトリマーとして活動している斉藤ちゃんはその場にはいなかったが、キャンプ場開設に賛同することによって人数も増え少しずつ話は進んでいく。役割分担がなされ、キャンプ場開設の企画、コンセプトの設計に向けてTVシリーズから大きく成長した彼女たちの様子は普段見ることのなかった場面でありとても新鮮だ。

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しかし、話し合いはうまく行こうとも、現場でそれが活かせるかとなるとそれはまた別の話だ。普段しない整地作業に悪戦苦闘し、ドラム缶を始め廃棄物も多く、さらには廃墟となった施設も処理せねばならない。どこぞの犯人ではないが、とにかくやることが多すぎるのである。だが、私はここで思った。やっていることが完全に鉄腕DASHなのである。各務原ちゃんがショベルカーの講習を受けてきて操縦している様は最早リーダーを彷彿とさせるし、整地作業に使う鎌のレクチャーを受ける場面は昭雄さんとTOKIOの関係性を思い出させる。ドラム缶や犬山ちゃんが教鞭を執る廃校となってしまう小学校のタイヤやブランコの有効活用など、最早DASH島を観ているかのようだった。まさにゆるキャン△の名を冠した鉄腕DASHであったと言えよう。恐らく似たような思いを浮かべた方も多いのではなかろうか。

しかし、そんな鉄腕DASHにも危機が訪れる。だがその前にグルメにも触れていくことにしよう。時は、少しずつキャンプ場の整備が進んでいく中。遂に5人はプレキャンプと称し整備を進めるキャンプ場(予定)でキャンプを実行に移す。

そしてここで現れるのがグルメの数々だ。鮭を主軸に串に切り身を刺し、焼いていくシンプルな調理法から鮭トマト鍋に、石狩鍋(鮭メイン)など恐ろしいほどに胃袋を刺激してくるのだ。

しかし、人間シンプルなものにほど釣られるもので。大垣ちゃんが串鮭と一緒に日本酒を呑んでいたのだがそれがもうたまらなく。ちなみにボクは日本酒は呑めなくはないですが、失敗した経験からもう呑まないようにしたんですよね(苦笑)。

そんな、お酒とアテでも攻めてくる作品それが劇場版 ゆるキャン△ の一つの魅力でもあったのである。お酒とアテで盛り上がる一行ではあったが、そこで思わぬことにキャンプ場(仮)で土器の欠片が発見される。この土器の欠片は歴史的にも価値が高く、想像以上に古い時代の遺構が発見されたのだ。この影響で開発は中断。さらには継続の危機すら訪れる。

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働き始めたからこそ分かる唐突に訪れた行き止まりではあったが、そんな状況すら上手く活用していく志摩ちゃんたちに成長を覚えたのは言うまでもない。遺構とキャンプ場の両立という線から、コンセプトを切り替え自治体の責任者たちと折衝していくことで見事に壁を乗り越えていた。異作とも言われるかもしれない今作、働くようになった自分からしても今作には思うところが多い。特にこの辺りの試行錯誤には働き始めて1-2年くらいを思い出させるには充分で、展開からしても思い深い部分でありました。グルメ以外にも刺さる部分があるとは驚きですね、全く。

さて、そんな壁を乗り越えキャンプ場は見事にオープン。しかし、ながらトラブルはあるもので。分かりづらい場所にある中でまさかのサインボードの設置し忘れるというミステイクで来るはずのお客さんが来ないという事態に。なんかこういうの観るとほのぼのしちゃいますね。TVシリーズの時を彷彿とさせますしやっぱりあんまズレてない感じはあります。

と、まぁちょっとしたトラブルを迎えつつもキャンプ場が完成してちゃんちゃんという感じで終わりはしました。終わりまでを通して起承転結がしっかりしていて面白かったなぁとは思います。

また、終わりに驚いたのがこの作品がクリエイターへのリスペクトに尽きていたという点です。作品で多いのはクレジットでキャストを最初に出すパターンですが、今作制作スタッフが先に来るんですね。コレ私がいま勤めている会社的な立ち位置からして拍手喝采です。本来こうあるべきだと思います。キャストって結局完成前のスパイス程度だと思っているので制作スタッフが最初に来るのは当然だと思います。その観点からしても作品の評価高いですね、個人的にですが。

なんですけど、何回も観たい作品にはなれなかったという評価です。多分それはこの劇場版がバラエティー番組寄りなんだなという自分の感覚が強いからだと思います。

綴った通り、今作は通して鉄腕DASHですし、触りが水曜どうでしょうということでこれは抜けないんですよね、はい。綴りはしませんでしたが、途中で定番からは外れた温泉にも行ってますしどこかしらバラエティー番組としての要素が強い作品だと思います。バラエティー番組って一回で終わるじゃないですか?それなんですよ、感覚。もうそれだけでいいという感じ。これは悪いという話ではありませんし、あくまで個人の感想ですのでそのあたりは流していただければ、と。作品としては楽しかったー!で終わりますし、おすし。

あとまぁ完全に余談なのですが作中で志摩ちゃんが乗っていたバイクは恐らく Thruxton 1200R ですよね。いやぁ、いいですね。身内が乗っていたのですぐに分かりました。バイク乗りにも楽しい時間だなぁとは思いました。

では、最後になりますが 「劇場版 ゆるキャン△」にですね関わったすべての皆様本当にお疲れ様でした。楽しい作品をありがとうございました!作品がロングランになるよう観た1人としてお祈りしつつ、ここに筆を置きたいと思います。

それではまた。

 

当ブログゆるキャン△画像参照元https://twitter.com/yurucamp_anime/media