Ⅶo'z Log

ゆるーくゲームやアニメ、漫画といったサブカルを日常と一緒に伝えていきます

【Blog】ゆるキャン△か…。とんでもねぇ作品に出会ってしまった。

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ども、naw0です。

とんでもねぇ作品に出会ってしまったんですよ。そう、ゆるキャン△って作品です。

お前…今更かよ?って思う人も多いだろう。だが、私は敢えて断言しよう。ハマる時期に意味は無いのだと!いつ何時も作品にハマることはその時期が遅くても早くても関係ないのだ!

と、まぁ話題が若干逸れそうになるのでぺこぱよろしく話を戻そう。

ゆるキャン△は、ぶっちゃけて言えばオンエア当時には興味がなかった。というのも主題がキャンプだ。キャンプをはじめ、アウトドアはあまりノッてこないというのが私の実情だった。子どもの頃キャンプに両親が連れて行ってくれていたが、外が嫌なのでテントの中でゲームばかりしていた私だ。なので、この文面だけを見た未視聴者の方は「(ゆるいとは言え)あ、この人は絶対に合わない」と思われることだろう。そして、すでに視聴されている方は、「甘い、甘いねぇ…」とアマガミの梅原の如く顔をニマニマさせているに違いあるまい。

そう、私はこの作品をフカシよろしく大甘納豆三時のおやつくらいに甘く見ていたのだ。それは作品に対してひどい先入観に陥っただけの頭だったと私は深く反省をしたのである。

さて、愚かだった私が反省をしたところでゆるキャン△の話を続けよう。なぜ私がゆるキャン△を観ることになったのか?そのきっかけとなったのはネトフリだ。

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何故かネトフリで作品の最終回終了後の予告やあなたにオススメの枠によくゆるキャン△が出てきたのだ。加えて適合率も高い。もちろんこの時点ではマイリストへ登録してはいなかった。だが、私は思ったのだ。ここまで来るとこれは最早運命なのではないかと。(単純に視聴履歴やマイリストの作品からレコメンドされているだけだが)「ネトフリよ、そんなに観せたいのかお前は」と少しばかり前向きになった私はWEB広告のリマケよろしく、分かったと言わんばかりの精神で遂に観念した。ただ、あまり時間を取るのも憚られたため、仕事をしながら流し観程度で再生することにしたのだ。

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一人キャンプ、―作中ではソロキャンというらしい― を展開していく女子高生の様子。その様自体に目立った点はない。キャンプの実態をよく知らないのでソロが珍しいのか珍しくないのかも最早分からない。だが、この程度なら流していれば作品の感覚くらいは掴める。しかし、その時思ったのだ。なぜこの程度でネトフリは私にゆるキャン△を勧めてきたのか。そう、どこにも刺さる要素がないではないか。

と、思っていた私ではあったがこの後ゆるキャン△という作品の真髄を知ることになった。それは1話の後半のシーン。カップ麺のカレーヌ〜ドルをあまりに美味しそうに食べるシーンで私は骨抜きにされてしまった。

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骨抜きどころかそれはもう心までグサグサにブッ刺されてしまった。正に迂闊であったという他ない。そして、その日はなんと月曜日。何ということだ、迂闊な月曜日とはまさにこのこと。滝沢朗も驚きである。と、東のエデンは置いておくとして、そこにはとんでもない衝撃が走ったのだ。加えて、「ロケーション」と「食」というのは中々にそそるものだ。故に、キャンプとは自然に囲まれたアウトドアというだけではない。「食」もその一部、アウトドアの一部なのだ。そう「食」というものは人間には抗えない欲求であり、これを開放する、正にアミューズとも言うべきシーンがここであったのだ。アミューズは胃袋を開き、食欲は徐々に開放され、キャンプで展開していく「食」を観たい!という感情を顕にした私はこの時、自分がゆるキャン△に落ちてしまった瞬間だと確信したのだ。

なるほど、ゆるキャン△をオススメされた理由はこれだ。孤独のグルメ食戟のソーマはたしかにマイリストに入っていた。そう、ゆるキャン△はグルメな作品でもあったのだ。何ということだ…、とんでもねぇ作品ではないかと私はあまりに驚きを隠せなかった。

加えて、私は各地の地のものをポケマルから手に入れ、調理することがこのコロナ禍によって加速していた。そう、私にとって「食」のシーンは心も体も刺激される正にスパイスなのだ。聖杯戦争終了間際のセイバーの様に私は驚くほどに納得を帯びた。マーリンもアヴァロンで「よおぉし!」と叫んでキャスパリーグを追い出していることだろう。

まぁ、つまりは何が言いたいかと言うと。この作品の真髄は(個人的に)食事のシーン(調理工程も含む)なのだ。驚くほどに美味しそうに描かれているのである。いや、美味しそうなどではない。間違いなく美味しい!というディテールの作画なので、最早視聴者を殺しにかかってくる。私も見事に殺されてしまった。とにかくお腹がへる作画で完全に落とされてしまったというわけだ。食戟のソーマのように一口目が劇的なまでの美食というわけではない。孤独のグルメのようなプロの個性溢れる食事でもない。あくまでも素人による「アウトドアめし」なのだ。調理工程はシンプルなものや事前に切られたりと加工がされているものが多いがシンプルな料理であるということと、空の下で食すというロケーション含めこれは「ハマる」と言わざるを得なかった。このハマり方は、久遠寺有珠が静希草十郎からインスタントラーメンを出されてハマってしまったあのシーンを思い出すと言わざるを得ない。

「なんという罪深い作品だぁぁぁ」

カップ麺食べたくなってきた」

「冬の星空の下で食べるカレーヌ〜ドル…。しかも焚き火もある…なんて…罪…」

と、上記の感想は観た人がほぼほぼ思うのではないだろうか。

それもまた美味しそうに食べる娘が主人公の格であり、なんてこったァ‥と。あまりの食事シーンの満足さにネトフリのレコメンドは良く出来すぎていると感銘を覚えたのは言うまでもあるまい。

星空と山々と湖に囲まれて、キャンプをしながらカレーヌ〜ドルを食べる…。ロケーション的には抜群のコンディション。

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なるほど、1話でこれはあまりに掴みに来ている。これは連続再生余裕だし、マイリス決定。だが、私は沼に足を踏み入れてなどいないと高を括っていたのである。しかし実際にはもう沼に沈んでいるのであった。深淵を覗けば深淵もまた自分を観ているかの様にゆるキャン△もまた私を引きずり降ろそうと見据えていた。

もう、戻れない。

そう、へやキャン△の信玄餅のシーンでさえ胃袋が刺激された。

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信玄餅の美味しさは黒蜜にお餅にきなこというシンプルさが際立つ。大切なことなので何度でも言うが全てにおいて「食」のシーンの至るところに美味しさを際立たせるような作画をしていることからもひたすらに愛を感じざるを得ない。たまらない。あー、信玄餅食べたい(桔梗屋の)。

なんと言うべきか文面を見れば一目瞭然だが、私はここからズブズブと自ら沼へ沈んで行っている。それは引き摺り込まれるものではなく、あくまで自分から沈みに行っていることは言うまでもないことをご理解頂きたい。そして、その結果としてBlu-rayを揃え、へやキャン△のBlu-rayも抑え、サントラも原作も購入し、挙句の果てには焚き火グリルまでも購入している。大体金額にすると10万ほどだ。ここ5日ほどで完全に作品にハマり心がゆるキャン△へ落ちてしまったことは言うまでもなく諸君らは理解していることだろう。ちなみに先程頼んだばかりでまだ届いてはいないことは言っておく。なお、私はハマればとことん突き詰めるタイプなのだ。仕事でもプライベートでもこうなのだが、唯一勉学だけはまともにしてこなったのが難点である。別に後悔なんかはしていない。

沈み始めた底なし沼。沈めばもう沈むことしかできない。作品からかなりの本気度を感じた私は作品を流し観などではなく、ガッツリ観ることに決める。そして、ここからはさらに「食」にのめり込むことになる。

それは3話でのできごと。まだ序盤というのにとんでもない兵器がきたのだ。そう、餃子鍋である。

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寒い中で食べる餃子鍋とは如何なる将軍であっても落ちてしまう正に真冬の兵器としか言いようがない。餃子は皮が薄いので味がとにかく伝わりやすい。そこにとうがらしがメインのスープだ。私は辛いものは苦手ではあるがこれは反則級だということが瞬時に理解できた。カプサイシン効果で寒空の下で冷えた体は効果で温まり、食欲が増進される。無限ループと言うやつだ。浜松餃子で餃子鍋。これは絶対に今年の冬に辛くないやつを食べようと決意した瞬間であった。しかし、美味しそうに食べるキャラクター二人が妙に印象的であった。だが、このシーンはまだまだ序章に過ぎなかったのだ。

と、言うのもここまでは中々調理工程がないかあるいは少ないだけのシーンが多めであったが、話が進むと調理工程も多くなってくるのだ。5話では志摩ちゃんがスープパスタ作りに挑戦している。志摩ちゃんのソロキャンでは初のちゃんとした「アウトドアめし」になるのだがここでの食事シーンはたまらなく幸せオーラ全開だ。

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あぁ、絶対に美味しいやつだと正直な胃袋は悲鳴を上げることだろう。というか私の胃袋はかなりの悲鳴であった(笑)。シンプルなものほど美味しいのだ。

そう、シンプルといえば焼肉+焼き鳥と鍋をキャンプ場で食すシーンもあったのだが、アレは最早エピソードが兇器と言えた。正確にはその前にスキレットでシンプルに調理する志摩おじいちゃんとのガーリックステーキの件があるのだがアレは犯罪級である。だが、スキレットは中々に面倒な代物だ。10年以上前の話になるが、父が手入れをしているのを見ていたので覚えている。そう考えると我が家は割とアウトドア一家だったのだろう。私が乗り気ではなかっただけだったのか…。まぁ、いいだろう。その後の焼肉と鍋の話に戻そう。

志摩ちゃんが買っちった焚き火グリルで焼肉+αを各務原ちゃんとすることになるのだが、珍しく私は焚き火グリルのアイテム自体が欲しくなってしまったのだ。

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稀有な例外パターンだ。だがアレは家でやりたいと思わせるのだ。焼肉たまんねぇなおい!と。…急に違う人がここだけ書いたんじゃないのか?と思われるくらいには興奮したシーンでもあったのだ。ここは視聴済みの方なら理解を示してくれるだろう。さて、話を戻そう。鱈鍋と貰ったジャンバラヤ、そしてご飯と肉…。これはたまらねぇ…。これ焚き火グリル買って家でやろうかな。あぁ、またも器具の話に…。でも今ならもうマンション暮らしじゃないからいくらでもできるしグヘヘヘへ(← 完全に落ちた人)。ちなみに書くのは二回目だが私はもうすでにAmazonで購入してしまったのである(笑)。

あ、そいえば「アウトドアめし」ではないが、各務原家で大垣ちゃんがほうとうをつくっていたが、あれもよかった。

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しかし、各務原家は大変美味しそうにご飯を食べるご家庭である。

そして、個人的にだが度肝を抜かれたシンプルめしがある。それが第10話に出てくるホットサンドメーカーを使ったバター豚まん焼きだ。名称はこれでいいのかは知らないが、豚まんの表面がバターの効果でサクサクに仕上がり、それを餃子のタレで頂く一品。こういったシンプルな品はやはり美味しいのだ。これは今度家でやろうと思う。

ちなみにここまで「アウトドアめし」が主流であったが、デザートやスイーツの類がないことにお気づきだろうか?やはりアウトドアの定番スイーツといえば焼きマシュマロだろう。アレは途轍もなくシンプルだが美味しいのだ。作中の11話ではチョコビスケットに焼きマシュマロを挟んだスモアを食べていたがコレはヤバい。

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今度やろうと思う。食べなくても美味い!と叫びたくなる。

だが、だがやはり冬にはお鍋に限る。11話で出てくるすき焼き。黄身の作画はさすがのクオリティ。これは、銀の匙の1話で八軒が卵かけご飯を食べるシーンを彷彿とさせるものだ。えのき、豆腐、春菊、牛肉と卵が絡みあいたまらぬ美味さ。P5の祐介がいれば間違いなく号泣コースである。P5Aで極上カレーを食べたときの祐介のリアクションが如し、溢れ出る幸福と感動と涙。竜司も思わずツッコんでくれるだろう。と、それはさておき志摩ちゃんも納得の味であった。しかし、これだけではない。ここから肉と野菜の旨味をそのままにした割り下を使い、トマトと玉ねぎ、バジルで煮込むと先程までのすき焼きがトマトすき焼きに進化。

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…ヤバい。味も香りも変化をすると人間の胃袋はまたも刺激されて食べられるものなのだ。そこからさらにパスタも入れるというのだから鍋というものは恐ろしい。鍋を考えた日本人は天才だと思う。

なお、食事のシーンは「アウトドアめし」だけが「食」のメインシーンというわけではない。キャンプ先の移動間際の外食なんかも印象的なものも多い。早い段階で出て来るのはボルシチだ。志摩ちゃんが長野まで原付で移動した際に冷えた体を温めるために注文した一品だ。霧ヶ峰のお店で美味しそうに食べる志摩ちゃんは一見の価値がある。観ていない人は是非とも観てほしい。しかし、これもまた序の序だ。次の話では温玉揚げというシンプルな怪物が出てくるのだが、ここの温玉の作画がとてつもなく胃袋を刺激する。

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くっ、この作品はとても恐ろしい。だが、だが…っ!これもまだ序盤に過ぎないのだ。駒ヶ根で志摩ちゃんが食べたソースカツ丼もたまらない。ソースカツ丼は新潟のイメージが強いが駒ヶ根も有名らしい。お肉とご飯って正義だよね。

さて、そんな「食」で占められた今回のブログではあるが、キャンプの方はどうなんだ?お前ハマったのか?どうなんだ?と思う方もいることだろう。

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結論から言えば、アウトドアの中で描かれる「食」に惹かれたこともあってキャンプの方にも興味が出てきたと言っていい。だが、前者に惹かれているのは確かではあるのだが、、、キャンプに行きたいかどうかは自分の中で整理ができていない。食べることには夢中になれるだろうが、劇中の志摩ちゃんや各務原ちゃんたちがやるようなちょいゆるめ(?)のアウトドアに夢中になれるかと言ったら多分なれないと思う。それにこの歳になってからはまだやってないので分からないのだ。ロケーションは中々に良いとは思うが、キャンプが良いかと言ったらそうではない。シュラフでは普段のベッドが快適すぎて寝られないだろうし、そもそもあんな化学繊維だけで構成されたテントの中で眠るなんてできないだろうと思う。

そして、そんな中私は思った。キャンプ用具って結構高いのだなと。

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作中でもナレーションの大塚明夫さんが説明してくれているのだが、テント一つ見ても良さげなのは諭吉5人くらい平気で飛んでいく。まぁ、命を守るものになるわけだからそれくらいはしてもとは思う。だが、シュラフとかも夏用冬用とあったり、調理器具とかお皿、ランタンやら暖房器具、そして椅子とかテーブルだったりと細々したものから大きいものまで揃えたら結構かかるのではなかろうか。アウトドアはある程度ステータスがある人間がやる趣味だというのはよく分かった。快適性だったりデザインの良さで選んだらもうきりがないのだろう。前職でお世話になっていた部長がアウトドアの好きな方だったのだが、なるほどこれはたしかに金かかる趣味だとようやく実感が持てた。ステータスがないと満足できないと思う。営業中の空き時間とかによくそういうお店が近くにあると連れて行かれて話半分に当時色々聞かされていたが、これは金が必要だ(二回目)。実は当時、話だけ聞いてても片耳から片耳に聞き流してしまった上に周りまったく見てなかったのである(笑)。

と、まぁそのあたりの感性は置いておいて良いだろう。2nd Seasonでの「食」の話を続ける前にあとちょっと話しておきたいこともあったのだ。いくつか上げてみよう。

まず、ちょっと先に話題には出してしまったがナレーションが大塚明夫さんで、最初観た時に驚いてしまった。あまりにいい声で着火剤にはまつぼっくりが良いとか言うから「あれ?BSでも観てるのか?」とも思えてしまったくらいである。

そして1話のクレジットロールで驚いたのだが、主人公だと思っていた志摩ちゃんはまさかのメインではあるものの、主人公ではないというまさかの展開。…正確にはW主人公なのだろうか?んー、わからぬ。原作も揃えなければ…。

あとは個人的にだが野クルの顧問がいいキャラをしている。

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キャスティングが御前だったためキャラと中が一致していると一人でツボに入っていた。もしかすると先生はオーディションなんぞが行われておらずオファーだったのではないだろうか。

あー‥、顧問の話をして、野クルの部員の話題をしていなかったなそういえば。

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大垣ちゃんと犬山ちゃんだ。この二人と各務原ちゃんでバランスよく成り立っているのがゆるキャン△なのだ。あと、部員ではないが斎藤ちゃんもいいキャラをしている。筆者は志摩ちゃんとのSNSでの会話の件が好きだったりする。

さて!それでは 2nd Season の話題に移ろう。

初「アウトドアめし」はお蕎麦。

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シンプルな鴨出汁なめこ蕎麦とこれは美味しいヤツだ。足元には焚き火グリルが。大晦日にキャンプしながらお蕎麦食べて過ごすってのも良いかもしれない。こう、書いていると少しずつだけどアウトドアも良いとなってしまう。でもまぁ行ったら帰りたいってなりそうだよなー。世の中のブームとは反比例しているいい例である。

あと完全に閑話休題となるが、志摩ちゃん家族一家が明らかになった。しかしこの家族声がいい。おじいちゃんのキャスティングに大塚明夫さん。そ、そしてお父さまのキャスティングがまさかの櫻井孝宏さんでひえええってなった。親子が今や中の人で言えば先輩後輩にあたるのである。

話を戻そう。

そんな志摩ちゃんと各務原ちゃんも参加してはいなかったが、大垣ちゃんと犬山ちゃんと斎藤ちゃんで山中湖に行った件の中でモツ鍋ときりたんぽ鍋が出てきた回もあった。第5話のことだ。

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やはり鍋はいい。だが、ここで思ったのだ。やはり志摩ちゃんや各務原ちゃんがいないと私はどこかノッてこないのだ。なんだかんだで作品のキャラクターたちへも愛着が湧いてくるものだ。特に二人へのこの愛着は1stの1話がやはりきっかけとして強かったせいもあるのだろう。とゆかソロとか二人とかそういう少人数のキャンプ模様が私は好きなのだ。

そして、そのソロキャンといえばついに8話では各務原ちゃんが富士宮でソロキャンデビューをするのだ。そこで料理されたのが「野菜のまるごとホイル焼き」である。まず野菜を洗う。そして根菜は湿っぽくして新聞紙を巻き、そこからさらにアルミホイルで包む。その他の野菜はそのままアルミホイルで包み、あとは焚き火に投入して待つだけだ。

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野菜は種類によって適切な加熱時間があるので焼き終えてから食べる順番にも注意が必要だ。こうして完成していくのがホイル焼きである。秘密結社ブランケットの一員である各務原ちゃんはまずはじめにトマトの丸焼きから食していく。味付けはシンプルにオリーブオイルとハーブ塩だ。オリーブオイルはアルカリ性のため、これを加えることで甘味を引き出すことができるのだ。さらに塩を加えていることも美味しさを増すことができるポイントだ。というのも人間の味覚は、甘さより先に塩辛さを感じるようにできている。塩辛さを感じたあとに甘さを感じると、普通より強く甘さを感じることができるのだ。シンプルな調理工程にもきちんと理由がある。何を加えたか画面で補足するあたりも流石の一言である。そしてナスの丸焼きにじゃがいもの丸焼き。これもたまらない。アボカドとニンジンはノーコメントではあるが…(笑)。言わずもがな、さつまいもは見事な美味しさで甘さが際立つ様子はたまらない。野菜は好きな方なのでこれは実践できるな…、ふっふっふ。しかし、先生も全開で呑んでるがキャンプとやらはお酒が進むとんでもない怪物であることを作品から実感できる。お酒はそこまで強くないですが…。

さて、それでは伊豆キャン編に移っていこう。

初日の夜は土鍋のアヒージョだ。オリーブオイルと刻んだガーリックに鷹の爪とハーブ塩を入れる。ガーリックの香りが立ってきたら一口大に切ったナス、マッシュルーム、しめじ、ガーリックを入れて中火に。ナスがいい感じになってきたらタコ、エビ、ウィンナー、パプリカも投入していく。更に下茹でして水気を切った長芋とブロッコリーを入れて火にかける。最後に塩コショウとパセリで調整すれば完成だ。アヒージョにはワインが合う。また、補足するとガーリックにはアリシンという成分が含まれており、これが香りを生む。このアリシンには食欲増進効果もありさらにお酒も進むというわけだ。これまた無限ループだ。ああ、たまらぬ。寒空の下で、海辺の近くでアヒージョ。あぁ、たまらぬ(二回目)。アヒージョって食べ始めると止まらないのだよ。美味すぎてアヒーーーーである。野菜を多く使っていることもありP5の春ちゃんも思わず顔がニヤけることだろう。

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ただ、あくまで上品に‥だ。

しかし、それだけでは終わらない。先生が食べた伊勢海老の炭火焼きだ。伊勢海老にはやはり日本酒だろう。私も日本酒は甘口なら問題なくイケるクチだ。かはっ!最高!と高々にしているがその気持ちはよくわかる。シンプルな伊勢海老自体も干物であり、旨味が凝縮されている。しかも炭火焼だ。遠赤外線効果とイノシン酸グルタミン酸でこの旨さは格段に増す。これは酒も止まらなくなるわけだ。

アヒージョが終わればオリーブオイルを有効活用した金目鯛のアクアパッツァパスタだ。これも言わずもがな絶品である。旨味が凝縮されているアヒージョの残ったオリーブオイルを元に刻みガーリックととうがらしを入れ、更にはアヒージョで使った野菜も投入していく。そして火にかけながら炭火で焼いた金目鯛を入れていく。ここから強火にして白ワインとプチトマトを投入し、少しばかり煮込んでいく。そしてパスタ、黒オリーブにケーパを散らして塩コショウで調整する。これはヤバい。これは普通に自宅でもできるのでやってみようと思う。加えて金目鯛のお頭の炭火焼も完全にお酒のアテとして有効な一品だ。これは紛れもなく有効ではなく完全な一本だろう。

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総攻撃でレア泥も決まる大勝利である。

そして伊豆二日目の夜のこと。各務原ちゃんと犬山ちゃんの誕生会を兼ねての「アウトドアめし」。まずはエビとトマトのリゾットだ。伊勢海老の殻で出汁を取り、チーズで決める。リゾットはシンプルだが故に食材とその工程が決め手となる。エビのエキスがふんだんに凝縮されているリゾットにチーズがご飯に絡む。うおお、お腹がすいてくる一品だ。さらにそのリゾットにエキストラエビオイルをかける。

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正に脳天を貫く旨さだ…!!

しかし、ゆるキャン△の「アウトドアめし」には本当に頭が下がる。あまりに良い作画だったこともあり、スタッフさんには感謝しかない。この短期間でここまでハマれたのは間違いなく「食」についてこだわりを持った繊細な作画があったからだ。アニメーターの皆様ありがとうございました!

そして1st同様の感想でまたしてもにはなるが、2nd Seasonの今回も外食でのシーンが用意されていた。

3話で志摩ちゃんと各務原ちゃんでうなぎを食べるのだが、これには調理工程にも気合が入っている。目打ちのシーンから入るあたりから驚いてしまった。ちなみにうなぎは東日本では背開きなのだが、きちんと扱っているうなぎ包丁は関東式背開き用のそれが描かれていた。その工程もきちんと作画されている。内蔵を取り除く箇所は板前の表情を映すことでカットしていたが、中骨を捌く所作まで描かれていたことで思わず拍手してしまった。中々ここまでやってくれる作品は少ない。やはり「食」へのこだわりが半端ない。そして完成されるうなぎの特上。

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私はうなぎが苦手で食べられないが志摩ちゃんの顔だけでその美味しさは見て取れる。また、外食ではないのだが「苺のきらめき(リアルでは苺のしずくというらしい)」という銘菓は食べてみたいので、シーズンが来たら静岡まで行こうと思っている。

そして、海モノといえばまだあるのだ。揚げ物にはなるが4話の大海老天重はお頭つきで見事にサクサクのイメージが伝わる作画だ。これは確実に美味しいやつである。しかもお蕎麦もついてくる一品。筆者はエビ大好き人間なので思わず食いついてしまったエピソードでありました。

だが、途轍もなく恐ろしい「食」が存在したのだ。それは第7話のことである。あまりの作画で殺されてしまったのは富士宮名物のしぐれ焼きだ。私も全国色々行っているが全くもって知らなかった代物だ。作中では五目しぐれという題目でメニュー化されていた。なお、しぐれ焼きとは広島のお好み焼きに似ている。生地の上にキャベツと焼きそば、そしてバラ肉とイカ、桜えびに天カスと最後に生卵をのせてさらに上から少量の生地をかけて両面を焼いていく。焼けた表面にはウスターソース、そしてイワシの削り節という富士宮らしいテイストだ。

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これは幸福感溢れるというもので、食べなくても美味いことが確実である、美味すぎる。アレは観るだけでよだれが出るしビール持ってこーい!(あんま飲めないけど…)と、とんでもなく海馬に衝撃を与えたシーンであった。

また別の話になるが、この作品妙に水曜どうでしょうのネタが多い。割と観ていることもあって親近感が湧いてしまう。多分これ作者が好きなのだろうか。だって志摩ちゃんのテントなんてこれモンベルのなんですよ。これ水曜どうでしょうの中で有名な「ここをキャンプ地とする!」のテントと一緒っぽくて、調べたらやっぱ一緒だったっぽくて。ネットで同じこと言ってた人がいたときには思わず笑いました。あ、やっぱそうなのかとw それに加えて(クリスマス含め)キャンプして、原付で移動して、温泉寄って、車中泊もして、パスタ寒いとこで食べてる(正確にはオーロラパスタではない)のが全部水曜どうでしょうに当てはまるのだ。極めつけには藤村D嬉野Dの声がアニメからしたのだ。これには思わず驚いてしまった。完全に知らなかったので知ってる人の声がするーーー! と観ながら衝撃でした。

いやぁ…、こうして振り返るとゆるキャンは△めちゃめちゃに面白い作品でした。1話1話丁寧に描かれており、とても平和な中で話が完結されるので心がとても満たされるのです。音楽もケルト調で心地がよく、大変そちらにも満足しています。アニメだけだはなく原作も無事に購入できたのでそっちも楽しみにしています。

さて、ここまで書いてきましたがそんな私も冬くらいにはソロキャンくらいは山梨でやってるんじゃないかなと思います(笑)。分かんないですけどね。ただ自宅は庭もあるのでそこでまずは買った焚き火グリルで焼肉とかしてみようかと。それにキャンプも究極はキャンピングカーでもいいと思いますしね。ここでも話題に結構出しましたがP5Aの影響でキャンピングカーは買おうと思っていたのでむしろちょうどいい機会になりそうです。1,000万くらいあれば買えるんですかねー。相場を知らないので適当に書いてますが(笑)。

次にゆるキャン△のことに触れるのは静岡とか山梨に行ってからになるでしょうか。それとも映画化するらしいのでそっちが先になるのか。原作の漫画についてはtwitterとかにちょっと書くくらいだと思います。

いやー、しかし本当に面白かったなぁゆるキャン△。次はどんな作品に手を出そうかしら。。。それでは今回はこんな所で。

 

当ブログゆるキャン△画像参照元https://twitter.com/yurucamp_anime/media