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ゆるーくゲームやアニメ、漫画といったサブカルを日常と一緒に伝えていきます

【Blog】SACRA MUSIC FES 2022 に参加してきました。

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ども、naw0です。

SACRA MUSIC FES 2022 に参加してきましたのでその感想を正直に書こうかなと。SawanoHiroyuki[nZk]:RE:I AM を久々に聞いてオキシトシンもエンドルフィンもドーパミンも出ていて感情がおかしくなっていたんですが、一夜経って冷静になったので諸々を振り返ります。

なんだかんだで前回から3年。そして前身の最強アニソンフェス MUSIC THEATER から5年。前回同様セトリほぼ変わんないのはもうお約束として、年々退化しますね。それに開催時間も短い!あと2時間使って全員MC挟ませて曲も増やしてくれと懇願したいレベルです。でも…まぁね。なんだかんだで跳びすぎて身体が全身痛いです。煽り跳ばした PENGUIN RESEARCH と FLOW には大変な感謝を。

それではまず全体の総括をば。企画と制作に「お前らはフェスを理解しているのか?」と問えるほどにテンションを考えない構成にうんざりしました。それほどに「定番」を感じさせ難いフェスと言えます。企画も制作も MUSIC THEATER からまっったく変わってないのにこの体たらく。そして、前回までド定番で攻めてたいたというのに。ついにアーティストの個性を前面に出した結界このレベルまで下がったのかと落胆しました。過去の MUSIC THEATER はアーティスト特性を考えた練りに練られたコンテンツではあった。そしてそれを映像でカバーした。そこにヲタクは魅せられたのだ。そして今回、セトリがまるっきり一緒という点では悲しみの向こうへと辿りついてしまうほどであり、企画も制作の出演料へのケチりが見て取れる結果ということになってしまった。それが今回はカバーできるもの(映像表現など)も無いという体たらく。何たることか、嘆かわしいにもほどがある。

アーティストをアーティストらしく魅せたのは確かに素晴らしい。全てのアーティストが"らしさ"を魅せていました。ただ、ビジネスを強く感じさせたというのが本音です。というのもアニソンではマネタイズさせるのが非常に難しいのです。LIVEではグッズと付加価値ででどうにかという感じです。なので、セットリストで消化不良を誘いそこから個々のワンマンに繋げるというやり口が非常に気に入りません。この確実に消化不良を誘うマーケ手法が憎たらしいほどに嫌らしい。この手法は金稼ぎが大変に得意なバンダイナムコらしい手腕とも言えます。今回なんてバンダイナムコの要素全く入ってないのに制作に入る必要はないハズです。クソ企業がよぉ…。アレだけのアーティストを集めて最終的には全て SawanoHiroyuki[nZk ]:StarRingChildSawanoHiroyuki[nZk]:RE:I AM清算ができたかなと言うのが本音です、本音。

まぁ、あまりネガティブなことばかり並べていても仕方ないので今回のフェスをアーティストとセットリストと一緒に時系列で話していければと思います。当然のよう主観ですのでアーティストによって熱が変わります。ご容赦ください。

オープニング・アクトはSnnnaRIN(1日目)からBLEACHの主題歌である最果て。佐藤ミキ(2日目)から魔法科高校の劣等生より名もない花。アーティスト特性両極端の二人。

SnnnaRINはまだ表現力は弱いですが歌唱はしっかりできていますので歌う曲がまた変わると化けると思いますね。なお、これについては後述します。

佐藤ミキは表現力も歌唱力も見事です。見事に耳から入ってきた声が体中に響き渡るのが分かります。あとはまぁ魔法科高校の劣等生は当時リアルタイムで観てましたから思い入れが強いというのもありました。周りのお客さんもそんな感じはしましたね。

二人ともデビューしてまだ浅いですからこれからが楽しみです。ただ、両者ともにフェスでやる曲ではないのは明らかなのでその辺りよろしくお願いいたします。

さて、オープニング・アクトが終わると PENGUIN RESEARCH が登場。ようやくフェスもらしくなってきました!最高に上がる"決闘"で舞台は皮切り。最っ高に上がる曲で自分も大好きな曲だ。前回のフェスで初めて生で聞いて大好きになった最高にカッコいいのがこの決闘だ。周りのボルテージも一気に上がり声は出せないが熱は伝わってくる。" 決!闘! " のところで 足でバンバンやってるのが多く、「やるよな〜〜〜!」とテンションは鰻登りひつまぶし!決闘の曲の上げ方は特に気に入っていてバンドメンバーが初っ端から全開でロックしてるのが最高にカッコいい!それに惹かれて全身使って跳んでいるヲタクたちと跳ぶのが最高に楽しい!

そしてその流れで千夜祭。これまた盛り上がる一曲だ。いきなり攻めてくる曲のテンポ感がフェスを盛り上げる。掛け合いも多くこの時勢を恨んでしまう。しかし、声を出すことはできなくても我々は跳べるし腕でも脚でも全身を使って熱を届けることはできる。いま思い出すだけでもとにかく楽しい瞬間であった。しかし、彼らは2曲のみということで企画と制作のクソさが際立ってしまう。あまりに超不完全燃焼の筆者は1月のワンマンに行くことを決意した。しかし、やはり言いたい。HATENA と 敗北の少年 はやれよ!!! と。PENGUIN RESEARCH に罪はない。全ての罰はSONYバンダイナムコが背負うべき咎だ。ヤツらはニャルラトホテプそのものだ。繰り返すが、あまりに許せないのでノセられる形ではあるのがあまりに癪ですがワンマンで全部燃焼してやろうと画策中です。PENGUIN RESEARCH 最高に楽しかった!ありがとう!

次に登場するはASCA。お届けするのは魔法科高校の劣等生より HOWLING というこれまた盛り上がる曲だ。初めてLIVEは聞いたがこれまた上がる!叫び続けたいこの感情を!と言わんばかりに自然と脚が地面を切る。テンションの上がり具合は見事と言っていい。見事なまでのマテリアル・バースト(質量爆散)だ。そして 極めつけに REGISTER で 武装完全支配術と来た。全力で跳んでいるヲタクを見ると安心しきってしまうのは最早性と言っても遜色ない。 ASCA らしさとフェスで盛り上がる両極を保つ大変良い構成だ。個人的には凛は"らしさ"全開なのでそちらも聞きはしたかった。できれば西川貴教もいれば完璧な流れで死ねたのだが調整をうまくしなかったSONYを殺すほかない。あと2曲じゃ足らない。心から足らない。せめてnZKでどうにか補完してくれたらよかったのだがそれもなく泣いた。表現力も歌唱力も豊かになったのに不完全燃焼で非常にもったいないという印象が強かった。

次のhalcaは今回かなりアーティストとしての実力が高いことが実感できた。前回のフェスで初めて聴いた際には全体に力が入りすぎていた感がどうしても否めず、全体を使った表現や表情、歌唱力に若干不安定なこともあったのだが、場数も鍛錬も積んだ彼女に隙は無かった。とても楽しそうに、アクティブに、アグレッシブなパフォーマンスに驚いてしまった。2曲しかないのが彼女も非常にもったいない。もう一曲コラボか何かでもいいので聞きたかったというのが超本音だ。また、誰彼スクランブルの彼女は一見だと言わざるを得ない。あれだけステージ全体を使って走って唄っているのに全く息が乱れておらず、歌唱が安定している。繰り返すようだが大変楽しそうに唄うこともありこちらも見事に表情筋が釣られてしまう。彼女のパフォーマンスの高さを実感できた非常に満足度の高い時間と言っていいだろう。

そして次の斉藤朱夏(1日目)とスピラ・スピカ(2日目)。斉藤朱夏さんは表現と歌唱共に発展途上感がとにかく強かった。盛り上がりに欠けたというのが正直な印象です。

はい、そして前半の台風とも言うべきスピラ・スピカですね。もう楽しすぎたというほかない。あまりにインパクトが強い。彼女この2日間でMCもされてたんですがエンタメの傑物ですね。トークを切らせないマシンガントークはあまりに強烈なインパクトを残します。イヤヨイヤヨモスキノウチ!で曲をぶった切ってバンドメンバーとオーディエンスに阿波踊りをさせるという前代未聞のパフォーマンスは面白すぎます。周囲からも笑いを絶えさせない彼女の凄いところです。

「ギターは要りますね。ベースも必要ですね。ドラムも…ですね。あ、キーボードは暇ですね!」

白井さんが見事にキーボードとリンク切断されて阿波踊りしていたのには思わず声出して笑ってました。滅茶苦茶ですが、彼女は歌唱力も表現力も抜群に備えているのでステージとしても非常にレベルの高いもので満足度も高いのです。あれだけ端からは端まで動いていて息を切らさずにパフォーマンスを一貫できるというのは途轍もないなと改めてステージを見ると実感できます。イヤヨイヤヨモスキノウチ!と燦々デイズ2曲しかないのがマジで残念至極です。まだ行けるでしょとまたも企画・制作サイドを殺したくなります。

さてさてその次は自分たちの世界観全開にした楠木ともり(1日目)と斉藤壮馬(2日目)ですね。二人とも自分の世界出し過ぎで笑ってしまいました。フェス…だよな?って疑問に思った方多いと思います。曲構成考えろ!ってここは本気で思いました。フォロー、と念打っておきますが二人とも曲の感じはものすごく好きというのは事実です、はい。

さて、今回のフェスで特に斉藤壮馬くんには驚いた方が多いと思います。前回のフェスから大きくコンセプトが変わっていたからです。本人のLIVEへ行ったことある人にしかこれはわからないんですが、マジでLIVEが今回まんまなんですよ割と。幕張アンフィの1st行った時にフェスで観た時と全然違ったので驚愕したのを覚えています。彼はバンド組んでいたこともあってそれらを彷彿とした見事なまでのバンド演出で「ブレねぇな~~~~~~」とは関心はしてました。個人的に曲も演出もたまらなく好きなので。そして、ファンも(おそらく)変わらないと安心はしたと思いますが、「フェスのこと考えてなさすぎる~~~~~」が実際のところなんじゃないかな…と。当日参加した大半は間違いなく後者でしょうね。アーティストのコンセプトをブレさせないというのは確かに大切ですが、今回は「フェス」と銘打っているのでこれは反省点ですね。埋み火とmementoはどちらも好きな曲ですけども、せめてラプソディー・インフェルノかヒカリ断ツ雨のどっちかは入れるべきだったんじゃないかなぁというのが実情です…。とはいえ私は満足なのがぶっちゃけた感想で、ダブスタお兄さん言われても仕方ありませんです、はい。

そして次は物議を醸しているTrySsilさんですね。麻倉ももさんがご復帰されたのは良かったですが、万全だったのか心配でした。が、杞憂だったのかもしれません。パフォーマンスとしてもしっかりされてました。もちろん3人共です。めちゃめちゃ笑顔で可愛かったですね〜。とにかく右前のヲタクが推しジャン止まらなかったのと、連番者の右の男性が頭抱えてたのが印象的です。

しかしながら、フェス曲を外してきましたね。今回はもしかして過去のセトリ極力外してるのか?と思ったのですがそんなことは他を観ても特になく。ごまかしとはなれない距離というチョイス。フェスにしては…と頭を抱えます。周りのヲタクが跳んでるのが救いにはなりましたが、最低限adrenaline!!!は外せなかったのではないでしょうか。あるいはHigh Free Spirits とかね。これなら前回の方が遥かにと思った方も多いハズ。外すなと言いたい、私は。ただ、もしかすると麻倉ももさんに配慮したのかもしれない(パフォーマンスの感じそうは見えていなかった)。だが、あえて言おう。中途半端やるくらいならやるべきではないのだと。

そしてここでまさかの幹葉登場。グッズ紹介だけで笑わせるエンタメの達人です。二日目はグッズが売り切れという事態に、MCも若干変えてくるあたりさすがの適応力。初日に明日もグッズ紹介あるよ~~~~なんて笑いを誘っていましたが見る影もなかったですね。見習いたいですな。

さて、そんな中。幹葉の紹介で会場の熱気を少しずつLIVEモードへと切り替えていく中で前半のトリを飾るのは我らが FLOW 。最高に熱い2日間のセットリストであったと、誇るべき時間であったと言ってもこれは過大ではない。これは事実としてありのままだ。彼らがフルでセトリを変えてきたからこそ、このフェスは救われたと言っていい。

【1日目】DICE → PREDULUM → COLORS →  WORLD END

【2日目】Sign → 燈  → GO!!! →  GOLD

曲目も、MCもすべてが熱い。LIVEは!フェスは!こうでなければという正に生きた標本。最高にイカし、熱くさせる時間がそこにある。あの日あの時間は誰が何と言おうとも幕張が熱かったと断言できる。バンド結成20周年を迎えた FLOW の前にはコロナ禍で LIVE の開催が難しくなった昨今をも吹き飛ばすそんな熱波が渦巻いていた。私は今年で29になったが GO!!! , Sign ,  COLORS ,  WORLD END 辺りは特に世代歓喜な曲目であり、定番と言うべき愛すべき曲たちがフェスで響き渡ったのは今回のフェスでは特に感謝したい部分だ。

ギアスで新たな主題歌を歌いあげた藍井エイルがCOLORSをコラボするというギアスヲタクにはたまらない展開。絶頂!と言わんばかりの展開には魂をも震わせた。加えてその翌日には盛り上がり抜群の GO!!! でもコラボして熱気を上げさせた。この時間が思い返すと最高にたまらない時間だったと言える。5年前の MUSIC THEATER でも前半のトリは FLOW であったがその際にも恐ろしいくらいの疲労感に襲われた。しかし、気持ちのいい汗と血沸き肉躍る興奮が体を覆いつくしたのを思い出させた。今回の感覚も声は出せないながらもそれに近い。しかし出逢いは一期一会。今回も形さえ違えど興奮したことには違いない。最後まで全力で跳び、全力で駆け抜けた最高のステージでした。

さて今回は休憩を挟み、またも幹葉からバトンタッチする形で舞台はReoNaへ。うーん、相変わらず独特な世界観で。なんか飲まれますよね雰囲気に。 しかしそんな空気に飲み込まれずにANIMAで跳ぶヲタク。超面白い。シャル・ウィ・ダンス?で踊るヲタク。超面白い。これ実際LIVEだと違うんでしょうねぇ。。。なんか一種の宗教観がありましたとさ。でもね、曲と曲の世界観だったりコンセプトは好きです!

お次は、、、三月のパンタシアですかね。特に思い入れのあるコメントがありません!すみません。なんか3年前と代わり映えせず、盛り上がりに欠けてしまいました。

そして次に来たのが藍井エイルですね。 FLOW の所にで本気を出した彼女は全力投球を許されず企画と制作による介入で降板せねばなりませんでした。もっと全力で出させればオーディエンスがフラストレーションが溜まることも無かったでしょうよ、と個人的には言いたい。定番で攻めれば彼女は勝てたんだよ。でも悪いのは当然エイルじゃない、SONYバンナムだ殺せ。心臓と流星は悪くなかった。しかし、後の2つは今日じゃない。それは彼女のワンマンでやって頂くのがフェスの常だろうバカチンが。

確かに、確かに I will が聞けたのは嬉しかった。嬉しかったさ。私の中のユージオも「立ってボクの英雄」って言いながら微笑んでたさ。でも違うんだよ。前回のアイリスでは確かに泣いたよ私は。だってオンエアしてたんだもん、当時。泣くよ。エイルの声大好きだし、LIVEにだって行ってるさ。今をみないならそれは今を歌う歌じゃないんだよ!跳ばしてこそエイルだろ、はい合掌。

はい、そして来ました Aimer ですね。残響散歌 , 朝が来る , SPARK-AGAIN うーん、読みやすい。しかし現状とフェスは良くわかっている。初めて生で聞いた残響散歌は赤く染まる会場と表現力全開に響き渡る歌声で今でも思い出す情景に。天元さんも勝機が見えて死にそうな体引き摺って上弦ぶっ殺してるくらいには最高の情景だった。スパゲも確かに楽しかったが、やはり Aimer はそうじゃないと心が叫んでいた。彼女は 澤野弘之と組んでこそ輝く。今日そのために来たんだと思いながら後半を想っていた。

続いては ClariS だ。 ALIVE とコネクトで一気に会場を先程とは違う空気に変える姿は圧巻だ。色鮮やかなペンライトが会場に輝く中で、私はコネクトのサビで走り続けていた。だってそうだろう?コネクトでは走らなければ物語は始まらないのだ。こういう楽しみ方も LIVE の一つだとご理解いただきたい。まぁ分からなくてもいいからとにかく想像したり思い出したりして感じろ。

そして盛り上がる会場に ClariS に加えて TrySail も登場し流れる曲はオルゴール。やはりコラボは外せないだろう。だがやはりフェスでやる曲ではない。曲は好きなんだが、そうではないと強く思う。しかしこの曲の終わりに女神は訪れた。退場のタイミングミスった雨宮天ちゃんのミスったときのあの表情。プロを忘れた笑顔で超かわいかった。優勝。

そして、ついに本番。これのためだけに来たのが事実。SawanoHiroyuki[nZk] の登場!彼らにはそこまでフェス!といったような曲はありません。なのでホントいつも通りでした。しかしいつもとは異なりまして、ピアノ・ギター・ベース・ドラムの4構成のnZkバンドはいつもよりピアノの音がよく響く。これはたまらない!初めて聞く人でも澤野さんのピアノのがよく聞こえる良い演出だ。なんと今回はドラムの藤崎くんがどセンター!もう表情からかなり緊張してることが見て取れます。

しかし流れ出した βios はそんな緊張を感じさせることなく重厚なサウンドを感じさせてくれます。アーティストは SnnnaRIN でこれがまた想像以上にグーーーッド!明るい曲よりも暗い曲の方が彼女間違いなく良いです。歌唱力がしっかりできているので曲の雰囲気が足らない表現を補正して良さが滲み出ていました。曲が進むたびに自分の中と熱とテンションが上がっていくのが分かりました。血潮が熱くなる。やはり澤野サウンドは素晴らしい!盛り上がりますよねー!

さらにまだ澤野弘之の世界は止まらない。まさかの Laco が登場。 Laco 来た時点で思わず嬉しすぎて初日超跳んでましたw  Hands Up to the Sky めちゃめちゃ好きな曲でして。そもそも Laco のようなパワーボーカリストがたまらなく好きなので来てくれたことがとにかく嬉しかった。最高。クソデカブーツだった Laco に思わず笑ってしまったのは会場でも少なかった方なんだろうなぁw 

だがまだまだ澤野ワールド終わりません。ここでまぁ出てくることは読んでいましたが ReoNa の time で彼女の世界とはまた一新するサウンドでこれまた耳に心地よい時間です。記憶どおりであれば time を聞くのは2回目ですが、表現力豊かに歌う彼女と澤野サウンドの化学変化はとにかく楽しいものでした。

SnnnaRIN , Laco , ReoNa と 3人のアーティストのパフォーマンスが終わり、超緊張している澤野さんが呼び出したのは待ちに待った Aimer!3年近く共演していなかった2人がフェスで揃ったというのもいつもとは違う嬉しさがあります。両日とも澤野さんガチガチでしてw 「おい、おっさんしっかりしろ」と言わんばかりに Aimer がしっかり MC していて笑ってしまいました。しかしそんな MC とは裏腹に披露されたのは SawanoHiroyuki[nZk ]:StarRingChild(1日目) と SawanoHiroyuki[nZk]:RE:I AM(2日目)。私はこの日を。この曲を。この時間を心から待っていたんだ。 …入ってくるんですよ脳にそのまんま。浮かび上がるんですよユニコーンが。涙なのか、汗なのか、それももはや曖昧で。体で泣いているようなあの感覚。nZkバンドでしか聞けない超重厚なサウンド。これだ、これなんだ。本物の StarRingChildRE:I AM はこれなんだと。

そして澤野さんとこのLIVEでは普段ペンライトがある現場ではないので、周りに緑の光があるのがとにかく嬉しかった。ここでしか観られない光景がそこにあり、現場に呑まれるとは正にこのことで。涙なしには観られない最高の時間がそこにはあった。オキシトシンもエンドルフィンもドーパミンもここで噴出しまくり全ての感覚がおかしくなってしまった。本当に聞けて良かった。自分にとって今年澤野さんラストLIVEがこれで本当に良かった。チケット代以上の感動がそこにはあった PRICELESS . ありがとう澤野さん、Aimer 。こんなにもいい時間で心から幸せでした。

しかし、これでは終わりません。ラストのラストに前回同様 LiSA の登場。炎で締められました。実は私、炎を生で聞くのは初めてでして。鬼滅の情景浮かんできましたよねぇ…。俺の責務を全うすると言わんばかりの表現と歌唱でまたしても涙。StarRingChildRE:I AM の流れをぶった切らない構成。フェスではあるがこれはこれで良い。心を魂を燃え上がらせる在り方もアリだなって思えてしまう演出です。 LiSA 歌唱上手くなりましたよねぇ。感服でした。

と、まぁ時系列で振り返ってみました。やはり、全部振り返っても「フェスとしてはどうなんだこの構成は?」というのは冒頭に書いた通りで変わりません。繰り返すようですけど、時間も短かったですし、アーティストによっては曲数が少なく消化不良も感じますし、選曲についての不満もありますし非常に不満な点は多いです。

企画と制作が考えていないか、前回とは違うものを考えた結果趣旨がズレてしまったのか…。そこはもう分からないのですが。言いたいことは「これはフェスなんです」ってことなんですよ。盛り上がりを作り、驚かせてナンボなんですよ。そういう観点からすれば弱い、弱すぎるんです。そこまで利権が生まれるような某イベントじゃないんだからもっと素直にやればいいのになって思います。

SONYバンナムも仕事ぶん投げあうんじゃなくて協業してきっちり仕事してください。人が離れますよ。金儲けばかり考えるな!長い目で多少は見なさい!以上です!