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【Review】料理×科学で織りなす青春ストーリー「ヤンキー君と科学ごはん」

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ども、naw0です。

今回もレビューです。つい最近 Twitter で流れていたことをキッカケに読み始めた「ヤンキー君と科学ごはん」の感想と紹介をさせて頂ければと思います。

al.dmm.com

本作はとなりのヤングジャンプで連載されています。公式サイトでは1話以降は初回だけ無料で読めますのでまず読んでみてもいいかもしれません。

ynjn.jp

本作はタイトルそのまま、ヤンキー君がダウナー教師と科学を通じて料理を上達させていく漫画です。

それではさっそくあらすじをご紹介します。

化学教師の蘭は担任を務めるクラスの問題児・千秋の留年回避のためマンツーマンで補習をすることになる。

科学に興味ゼロの千秋に補習を受けさせるため、蘭が提案したのは“料理”で…?

と、いつも通り公式サイトから引用させて頂きました。

本作は私の好きな「食べる」が中心のグルメ漫画ではなく、作るほうが中心のお話です。

科学と銘打っている通り、料理を科学にフォーカスして「なぜこうなるのか」と「こうやったから失敗した」だから「こうすると良い」という点を漫画で解説してくれるのでスーッと入ってきます。ここがコアなポイントで、私は特にこの部分が好きで、読む際にはフォーカスして読むようになりました。

なので、本作の化学教師の蘭は調理ではなく、工程から結果までを実験というカテゴリーで分類しています。「なぜ?」にフォーカスするから確かにこれは実験と言って差し支えないんですよね。作中で「メイラード反応」について話題になるエピソードがあるのですが、実験を通じて智を得る。まさに勉学と言うものです。まぁ私は学生時代にまともに勉学などしないでここまで来てしまった人ですが(笑)。

まぁそんな話はさておき。私はそこまで作るのは上手くないです。まだまだ勉強中という感じです。だからこそかもしれませんね、この作品が光って見えたのは。一緒に上手くなっていくというのも一つの読み続ける、あるいは読み始めるキッカケになると思います。

始めた頃に割ときっちり調べてやるのに失敗して、「あー、あったあった」ってのが結構あります。失敗して身につけるのもいいですが、愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶとも言いますので、料理普段しない方もこれを観て是非とも料理をするキッカケにしてみても良いのではないでしょうか。

さて、そんなこんなで。1話はオムライスをどうしたら上手くできるかが焦点に挙げられました。いやぁ科学的に説明されると、「はー、そうだったのか」と腑に落ちます。卵がフライパンにくっついてしまうのにも、卵を湯煎にかける理由も科学のロジックで説明がつく。どこぞの教授ではないですが、実に面白い。

「なぜこうなるのか」を通じてイロハを学んだ2話の冒頭ではすっかり妹の司ちゃんと弟の渚くんからも「美味しい!」と言われてドヤ顔している千秋がめちゃめちゃにカワイイ!このギャップがたまらんのです!外見は見事にヤンキー君なんですが、兄妹想いのいい子なんですよ。二人の前では一人称が「兄ちゃん」になるのもたまらなく好きであの表情はホント観て欲しいですね、人によっては堕ちますw 司ちゃんと渚くんもめちゃくちゃにカワイイのであぁなっちゃうのもわかりますよ〜。

ちなみに科学の補修講師であるダウナーの蘭とのやり取りは友人とのやり取りを見ているようで、教師と生徒という感じがあまりしないのもヤンキー君とのやり取りだからこその感じが出ているので、空気が詰まらず勉強という感じよりも教えあってるって感じなのでここも読みやすいポイントですね。まぁ先日発売された最新刊を読むとまた二人の印象が変わってくるんですが、そこは読んでからのお楽しみということで。

なお、作ったレシピやポイントはコラムとして監修の樋口直哉さんがまとめてくれています。これめっっっっちゃ面白いので是非とも読んで欲しいです。知識は荷物になりません。幾つになっても知識を得られて、それを糧にできるのは楽しいものですから。今更ながらに学ぶことが面白く感じるのは目的と目標が明確だからなんでしょうねぇ。

さて、今回はなるべく結構簡潔に書いてきました。この作品は千秋くんの料理面・精神面での成長物語でもあり、ところどころにクる場面も多いのでお料理系漫画とだけ思わずぜひ1話をまずお読みいただければと思います。

実際にやってみたいと思ったら、ハマっている時です。是非とも買ってみてください!まずはね公式サイトをクリックすればすぐにでも読めますので!

手頃にサクッと読みたいのであれば、DMMブックスが個人的にオススメです。本棚機能は購入した本を見つけやすいので、大変良いですよ〜。

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