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【Review】クラフトビールとグルメ漫画の最高のコラボ!「琥珀の夢で酔いましょう」

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ども、naw0です。

今回またも良い漫画読みまして。レビューと紹介を書かせて頂こうかなと。

はい、それでは早速。

今回ご紹介するのは「琥珀の夢で酔いましょう」というクラフトビールを題材にした漫画です。

al.dmm.com

MAGCOMIより、WEB形式で連載されています。また、公式サイトでは2話までは無料で読めますので是非ともご一読頂ければと思います。

magcomi.com

ちなみに、私が作品を気になったキッカケになったのはオススメとして出ていたという分かりやすいものでした。ここ数年でとにかくグルメ系漫画が大好きになりまして、そこでオススメとして出てくれたのがこの作品だったという経緯です。優秀ですね、最近のレコメンドエンジンは。

さて、ではあらすじを紹介しましょう。

京都の広告会社に勤める剣崎七菜は、社内の人間に自身の仕事が認められないことに苛立ちを感じていた。そんなとき偶然入った居酒屋「白熊」で、店主・野波隆一とカメラマン・芦刈鉄雄、そして「クラフトビール」に出会う――。

もっと自由にビールを楽しむ、京都クラフトビール物語はじまります!

はい、というわけで公式サイトから引用しました。分かりやすいですからね。

そう、舞台は京都なんです。でもあんまり京都であーだこーだする趣旨の話ではありません。あくまでもクラフトビールが題材の漫画です。2話まで公開されているのである程度大雑把に書くと、クラフトビールにも料理にも造形が深い、居酒屋「白熊」の店主・野波隆一が広告会社に勤める剣崎七菜とカメラマン・芦刈鉄雄をアドバイザーとしてクラフトビールをメインに据えた居酒屋でクラフトビールの良さを伝えていくそんなお話です。

ちなみにホント今更なんですが、私はお酒強くないんですよ全く。アルコール5%超えたのを2~3杯くらい飲んだらかなりぐったりしてしまうほどです。なので、買うことはないんじゃないか?って思ってたんですが、描き手の上手さですね。飲む描写が大変美味しそうなので「このビール飲んでみたい!」ってなるんですよね。これが引き込まれる要素です。恐ろしいことに実際するビールなので、ほぼ買えるのです。これが恐ろしい。なお、きっちり作品内でビールの解説もしてくれるので、私のような良くわからず飲んでいる人間にも分かりやすくなっています。話の最後にある監修の杉村啓氏のコラムは紹介されたクラフトビールの詳細が綴ってあるのも大変良い点です。知らないことを知るのは幾つになっても楽しいですね。また、このビールにはコレが合う!という料理も出てきてくれるので、とにかくこれが助かる。自分で買ったときのイメージを作れる。最近料理にハマったグルメ漫画大好きマンな私も大いに満足してしまい、1話読んだ時点で電子書籍で速攻買いました。いやぁ、ヤラれました。

そして!個人的に本作が最も素晴らしいのは「アルコール強くない!ビールでも苦くない!美味しそ〜〜〜!」と思えるクラフトビールがたくさんあるんです!これはね、ビールが苦手な人がクラフトビールいいなって思えるキッカケになると思うんですよ。

ボクも苦いお酒はビールに限らず苦手です。というよりも、ぶっちゃけ甘い酒以外飲めません。なので、アルコール強い甘い酒ガブ飲みして、記憶ないなんて経験は割とあります。弱いけど美味しくて飲んじゃうという…。ちなみに別作品ですけど、ハイキュー!! で月島蛍が「ボクはカルーアミルクしか飲まない。カルーアミルクをバカにする人間とも飲まない」って言ってたんですが、アレものすごくよく分かって「それなーーーーー!」ってうんうん頷いておりました。

そんな甘いクラフトビールも出てくるのが、この「琥珀の夢で酔いましょう」の良いところなんです。

と、言うのも無料の範囲外で3話にはなるのですが、秋マロンというクラフトビールが出てきます。これは栗を使ったクラフトビールらしくてめっっっっちゃ飲みたかったんですけど、もう売ってないみたいで…。フルーツビール飲みやすくてめっっっっちゃ好きなので、ホント残念だなぁと。ちなみに、公式では醸造所リンクをまとめており非常に便利なので活用しましょう。気になったビールは公式で買うが鉄板です!リンク貼っておきます〜。

magcomi.com

なお、作中でも私と似たような境遇の「ビールの味が苦手」という女子大生が出るお話が実際にありました。11話~14話にかけては彼女が中心になるお話で、「琥珀の夢で酔いましょう」という作品が詰まったような実に分かりやすいエピソードでした。知識の坩堝と言っても過言ではなく、随分とクラフトビールって考えて作られているんだな、いっぱいあるんだなぁと関心しました。

話を戻しますが、このエピソードで最初に彼女へ出されたのが、京都醸造で作られているクリーム・エールです。京都醸造さんは先の秋マロンの醸造所と一緒です。

kyotobrewing.com

エールの細かい説明は読んだときにご一読頂きたいのですが、このエールの特徴は苦みのなさと飲みやすさにある…らしいのです。確かにこれならば私も飲みやすい。そして、もちろんこれに合う料理も出てきます。これがたまらんのです。飲みたくなるし、食べたくなるのです。飲めなくてもその場の楽しさや自分にマッチするクラフトビールで楽しむ時間を自分から作っていく楽しさがここで伝わってきて、以降この作品にドップリハマっていきました。真髄と言っても良いでしょう。

ちなみに最新巻まで読み終わった今、一番飲みたいのは Napoleon Cake という味も香りもショートケーキという神のようなクラフトビールです!

151l.shop

アルコール度数は12%と高いのですが、これは飲みたい!作中ではケーキの味の後にビールの味がすると描かれていました。どうやらスウェーデンで作っているようで、現地で飲もうと画策中ですw

さて、あまり作品の流れを具体的にせずに、作品のコアを随分とさっぱり書いて来ましたが、この作品は思い出す度に面白いし、美味しそうだなと思わざるを得ません。実際に飲んでみたいと思えるクラフトビールも多いので、注文してそれにあった料理で一杯やるのは楽しそうだなと思えました。

気になった方々、是非とも2話まで読んでハマったら是非とも買ってみてください!

公式サイトをクリックすればすぐにでも読めますので!

手頃にサクッと読みたいのであれば、DMMブックスが個人的にオススメです。本棚機能は購入した本を見つけやすいので、大変良いですよ〜。

al.dmm.com

それでは今日はこの辺で。また書きますね。