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【Blog】ゲームシリーズにおいて今までの型から外すのはエゴなのか

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どもnaw0です。
今回は少しだけ真面目な話をしたいと思います。

表題の通り、「ゲームシリーズにおいて今までの型から外すのはエゴなのか」というのが今回の題材です。

結論を先に話せば、「エゴ」です。「エゴ」でしかありません。

なんで、急にこんなことを話すかと言うと、二つあります。 

というのが理由になります。

そして、特に二つ目が書こうとした契機でした。

詳しくはラジオを聴いてくれという話ですが、裏話ラジオ中に彼が仰っていたのは、簡潔にこんな感じでした。

「テイルズが好きな人はテイルズがやりたいからTOZを買った」
「なのに、蓋を開けてみたらテイルズじゃなかった」
「なにがしたかったのかわからない」
「シリーズ作品には開発者の余計な主張は不要」
「これは開発側のエゴだ」
「テイルズを開発してテイルズをやらせて欲しい」

正直、これを倭寇さんのような方が言ってくれてよかったと思っています。と、言うのも、この発言を前にしたときに自分と同じ考えだなと思ったからです。

私の言葉で言うのであれば、

「前回の反省を生かしたシステムの改善は良くとも、根幹にある部分は決して変えてはいけない」

ということです。ま、一緒の意味ですね、ほぼ。

私自身ゲーム会社に在籍しておりますが、テイルズに限らずその通りだと思うんです。

テイルズに限って言えば、TOZ以前はテイルズらしさを重点に置いたキャラメイクとストーリー展開でプレイヤーを魅了してきました。…なぜならば、そうでなければシリーズである意味がない。そして、ファンを裏切ることになるからです。そして裏切りは起こってしまった。TOZは完全にテイルズではなかったからです。投げてしまったプレイヤーは多かったと聞きます。

RPGに限らず、最近こんなケースをよく聞きますね。

なんで"こんな設定にしたの?"
なんで"こんなシナリオなの?"
なんで"こんなストレスになるダンジョン構造なの?"
なんで"こんなカメラワークになったの?"
なんで"こんなアクションになったの?"
なんで"こんなシステム複雑になったの?"
"ちゃんとデモプレイしたの?"

シリーズ物でこんな経験したことありませんか?ある方も多いかと思います。

箱を開ければ、開発サイドに投げられる意見は「前の方が良かった」という状況が非常に多いですよね。CSゲームでこういうのは開発環境を疑ってしまいます。

前の方が良いってことは「前を知らないの?開発サイドは」ってことと同義だと思っていまして。こんなこと言わせるなんてゲーム会社の怠慢です。

ちゃんとやるならちゃんと作りましょうよ。一事が万事で、一つのブランドがダメって人間なったらそこのメーカーから買わなくなる人多いと思います。

私もその一人。
だからここ何年かで買わなくなったブランドは増えてきた気がします。

ゲームメーカーからすれば、何代も続いたタイトルを変えて行きたいみたいなのもあるんだろうけど、それで根幹まで潰して、挙句にファンが離れたら終わりなんですよね。やっぱ「エゴ」なんです、これは。

パブリッシャーも馬鹿だし、ディベロッパーも馬鹿。何かしら違和感は定義したんだろうけど、VAとブランドイメージで売れればいいよって話…だとしたら死んだほうがいいですね、ハイ。

でもこういう意見って多分おっさんたちなんですよ。倭寇さんも言ってたけどさ。

作ってきた側のエゴはいらないんです。ちょっと分解すると、今の20-30代のクリエイターはそのゲームをプレイしてきたうえで今のコンテンツに関わってるとは思う。ここの若い世代の意見がおっさんに届いてないのよ。

せっかく育ってきたコアになるべく世代なのに。プレイしてきたからこそ大切にすべきものはわかっていて、、、なのに、長くそれをやっている人間が感覚を鈍らせて現場をかき回していく。

だからわけわかんないコンテンツになるの。ベテランよ、頼むから意見を握りつぶさず修正程度にしてやってはくれまいか。お前らは進め方や作ってきた内容の否定ではなくアドバイスをしてほしい。そう、コーチングだ、コーチング。

深堀をしてあげること。なんでもそうだが、考える力をつけてあげてくれ。これができれば若い世代は伸びる。若いうちに経験値積めば伸びるでしょ!それこそ、ゲームと一緒だよ。

考えに考え抜くこと。

 

コンテンツを創出するにあたって、経営陣やクリエイターにはしっかりとそのあたり考えて頂きたいですね。